♪詳細情報♪
作曲者:モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキー(Modest Petrovich Mussorgsky)
編曲:伊藤康英(Yasuhide Ito)
演奏時間:11分00秒 (約)
グレード:5
演奏最少人数:39人
編成:吹奏楽
販売形態:販売楽譜(スコア+パート譜)
編曲:伊藤康英(Yasuhide Ito)
演奏時間:11分00秒 (約)
グレード:5
演奏最少人数:39人
編成:吹奏楽
販売形態:販売楽譜(スコア+パート譜)
▼楽器編成▼
1st Flute & 2nd Flute
Piccolo
Oboe
Bassoon
E♭ Clarinet
1st B♭ Clarinet
2nd B♭ Clarinet
3rd B♭ Clarinet
E♭ Alto Clarinet
B♭ Bass Clarinet
E♭ Soprano Saxophone
E♭ Alto Saxophone
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
Piccolo
Oboe
Bassoon
E♭ Clarinet
1st B♭ Clarinet
2nd B♭ Clarinet
3rd B♭ Clarinet
E♭ Alto Clarinet
B♭ Bass Clarinet
E♭ Soprano Saxophone
E♭ Alto Saxophone
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
1st & 2nd F Horn
3rd & 4th F Horn
1st B♭ Trumpet
2nd & 3rd B♭ Cornet
1st & 2nd Trombone
3rd Trombone
Euphoniums
Tuba
String Bass
3rd & 4th F Horn
1st B♭ Trumpet
2nd & 3rd B♭ Cornet
1st & 2nd Trombone
3rd Trombone
Euphoniums
Tuba
String Bass
Timpani
Piano (option)
Percussion 1-4
Piano (option)
Percussion 1-4
Suspended Cymbal
Tam
Tom
Glokenspiel
Xylophone
Cymbal
Bass Drum
Tambourine
Triangle
Ratchet
Chime
Tam
Tom
Glokenspiel
Xylophone
Cymbal
Bass Drum
Tambourine
Triangle
Ratchet
Chime
♪楽曲解説♪
ムソルグスキーは、いわゆる「禿山の一夜」のモティーフを、かなり気に入っていたのだろうか。生涯にわたり何度も書き改めている。そして最後に書かれたのが、この歌劇『ソロチンスクの市』(この通称は誤訳で、正しくは「ソローチンツィの市」)の第3幕第1場で、合唱付で組み入れようとした。残念ながら歌劇は未完成に終わり、残されたのは合唱を伴うピアノ連弾の形であった。(ラム校訂の全集には、シュバリンによるオーケストレイションが載せられている。) これは「聖ヨハネ祭の夜」もしくは「若者の夢」あるいは「グリツィコの夢」と題されている。
リムスキー=コルサコフは、このオペラを基にして編曲を作り、それが「禿山の一夜」として知られている。ただしそこには、ムソルグスキーの一見武骨とも思われる奇怪な音の響きが失われている。私もこの連弾譜に基づいて吹奏楽編曲を作ったわけだが、ムソルグスキーの力強い声をそのまま生かすようにした。
たとえばムソルグスキーの代表作であるオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」終盤の「ボリスの死」の場面を思わせるように鐘が鳴り響いたりする。管弦楽では表現できない力強くかつ色彩的な音楽を吹奏楽で目指す。ふだん、管弦楽に接している人に、吹奏楽って面白いじゃないかと言わしめたい。それが「編曲」というものであり、醍醐味でもあると思う。
「黒神(チェルノボーク)崇拝」「魔女(サバト)」「バレエ」と題された各部分からなる。
(伊藤康英)