楽曲詳細情報
- 編曲
- 後藤 洋(Yo Goto)
- 演奏時間
- 5分30秒(約)
- グレード
- 3
- 編成
- フレキシブル(5パート+打楽器)
- Part 1
- Flute
- Oboe
- Clarinet in E♭
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 2
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Horn in F
- Part 3
- Clarinet in B♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Trombone
- Euphonium
- Part 4
- Bassoon
- Tenor Saxophone in B♭
- Trombone
- Euphonium
- Part 5
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Trombone
- Euphonium
- Tuba
- String Bass
- Drum Set
- Glockenspiel (Opt.)
楽器編成
楽曲解説
雑誌「バンドジャーナル(音楽之友社)」付録楽譜として「さまざまな編成で6人から演奏できる○○ファンタジー」を、2015年3月号よりシリーズとして編曲しています。スコットランドは、美しい旋律の宝庫です。日本でも親しまれている素敵な民謡がたくさんあります。それらのなかから以下の5つの旋律を選び、コンサート向きのメドレーに仕立てています。
①《アニー・ローリー》:19世紀前半にジョン・ダグラス・スコット夫人によって作られた旋律ですが、今日では民謡として歌い継がれています。この編曲では調、テンポ、オーケストレーションを変えて2回繰り返されます。
②《故郷の空》:オリジナルのタイトルは《ライ麦畑を通って》。さまざまな替え歌でも有名ですね。ここでは、オリジナルの旋律のリズム(長+短、短+長の組み合わせ)をそのまま使いました。
③《悲しみの水辺》:16世紀頃から伝えられている古い歌。《水辺は広く》、《おおウェイリィ、ウェイリィ》のタイトルでも知られています。ソロとトゥッティで2回繰り返されますが、ソロはいくつかの楽器のなかから選択できるようになっています。
④《勇敢なるスコットランド》:兵士を妓舞する勇ましい行進曲で、スコットランドの非公式な国歌として親しまれています。ここではバグパイプの吹奏を模して編曲しました。
⑤《蛍の光》:日本ではもっとも広く、そして古くから親しまれているスコットランドの民謡ですね。《勇敢なるスコットランド》と重なる形で、少しずつ旋律が姿を現し、クライマックスとなります。コンサートの最後や卒業生を送る場面におすすめです。
「さまざまな編成で6人から演奏できる」このスタイルの楽譜は、もうみなさんご存知ですよね?バンド全体が打楽器を含めた6つのパートに分かれ、それぞれのパートは指定された楽器を自由に選び、組み合わせて演奏することができます。各バンドの人数や編成に応じて楽器の組み合わせを工夫し、オリジナル・サウンドを創ってみましょう。常に全部の楽器で演奏する必要はなく、適宜楽器を減らしたり、特定の楽器のソロの場面を作るなどして、サウンドに変化をつけるのも面白いですよ。
(後藤 洋)