大阪市制120周年を記念して大阪市音楽団から委嘱されたこの作品は、悲しみの歌と、それとは無関係のように響く祝祭的な音楽の二重構造です。

特定の情景やストーリーを描写はなく、明るく爽やかな音楽が朗々と展開されます。

シューベルトの有名な歌曲《魔王》を題材に、現代の吹奏楽表現を用いて再創造した作品です。

母なる海をテーマにした作品。船上で奏されるラッパのモチーフや波のうねりのような音型がどこまでも広がる海を想起させます。コンサートのメインに。

オプションにオルガンも加えた大編成で書かれているが、工夫をすれば通常の編成でも演奏可能。

学び舎としての役目を終える100年の歴史の学校に贈られた作品。名残惜しいクライマックスは心に響く。

桜が舞うような繊細なA.Saxソロで始まり、ダイナミックかつ賑やかにフィナーレへと向かう。

アイヌ民謡のイヨマンテ(熊の霊を送る儀式)の中の歌を主題とした変奏曲。第12まで表情豊かに変奏していく。

幻想的な雰囲気につつまれたドラマティックな作品。技術的には高くないが、内容は深い。

西洋人が仲間に伝えた東洋人を描写したアジア的なジャズ風の曲。譜面通りに演奏すればそれなりに曲になる。

「津軽海峡」をテーマに大きなうねりへと発展。和太鼓との絶妙な調和が特徴の楽曲。

「物語を題材に美しい所とグロテスクな所があり、最後には天に昇る様に｣と委嘱先の先生から意向を承り、芥川龍之介の「蜘蛛の糸｣を題材に作曲しました

漁火が波に反射して細かく揺れたり風に吹かれて大きく揺れたりする幻想的な光景を描写。

沖縄民謡をジャズ風に表現した、とことん明るい作品。ゆるゆるとした感じで演奏を楽しめます。

津軽海峡に吹く風が夢や希望を運ぶ。未来へ向かう躍動的な様子が描かれています。

家庭的な問題を抱える子供たちの心の支えになるような作品を、そんな想いで書かれた作品です。

透き通る空に飛び立つような爽快感を感じられる作品。Trp、Hrnの音色が印象的だが、どのパートも個々の力量が試される。

水爆実験に巻き込まれた漁船を題材にした絵本「ここが家だ」にインスパイアされた作品。

曲は緊張感を表現する為に不協和音や変拍子を多用。

千利休の物語をモチーフにしたシリアスな作品。室内楽の繊細な響きがふさわしく、深い情感を表現。

北と南の旋律が喧嘩、共存、対話する様子を描いた民謡風の作品。

虹に向かって歩き出すような爽やかで前向きな作品。Fl.,Cl.などにソロもあり、木管に自信のあるバンドに。

「鐘｣の音とOb.ソロの厳かな空気から始まる。「ラッキードラゴン｣と並び、福島作品の人気曲。

うっそうとした森を抜けた場面で奏でられる豊かなメロディーは、爽やかな空気で深呼吸したような気分にさせる。