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♪詳細情報♪
演奏時間:7分00秒(約)
グレード:3.5
主なソロパート:特になし
Trp.最高音: 1st / high B♭ 2nd / F 3rd / Es
最少演奏人数:32名
編成:吹奏楽(中編成)
▼楽器編成▼
Flute 1 & 2
Oboe
Bassoon
E♭Clarinet
B♭Clarinet 1 , 2 & 3
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet 3
(doub. Ocean Drum)
Horn 1 , 2 , 3 & 4
Trombone 1 & 3
Trombone 2
(doub. Ocean Drum)
Euphonium
Tuba (doub. Ocean Drum)
String Bass
Percussion ※4 players~
4 Tom-toms
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Gong
3 Triangle (High, Mid.,& Low)
Wind Chimes
Ratchet
Claves(or Wood Block)Glockenspiel
Xylophone
Chimes
♪楽曲解説♪
元・千葉県市川市立新浜小学校吹奏楽部の顧問であった田川伸一郎先生の委嘱で作曲した“キラキラと輝く朝の海”“荒れ狂う嵐の海”“優しく包み込むような雄大な海”の3つの場面を描写した作品。「子供たちが多くの困難を乗り越え、希望のある未来へと向かってほしい」という田川先生の願いも込めて2002年に作曲しました。
ブレーンミュージックでのレンタル(※)がスタートした2003年より日本の多くのバンドがコンクール、演奏会で取り上げたことをきっかけに、現在では海外でも頻繁に演奏されるようになりました。少子化の影響もあり「少人数でも演奏できたら…」というご要望が年々多くなったことから2007年には〈小編成改作版〉を制作。結果として20名程度でも演奏できるようになりご好評を頂きましたが、反して原典版の60名編成から極端に小編成になったことから「もう少し人数を増やした中編成の楽譜があったら…」と更なるご要望が多方面から届き、出版社との協議によってこの〈中編成対応改作版〉が誕生しました。
又、“クラブ活動”として吹奏楽を親しむ日本とは異なり、海外では“クラス授業”として吹奏楽に取り組んでいる国が多いことを近年の海外での活動で体感しました。週に数回の授業で原典版を演奏することは困難ですし、国内においても年々、部活動に充てられる時間が少なくなってきていることを現場で多く耳にします。そういった環境のバンドには正にこの〈中編成対応改作版〉は最適です。この版は30名~50名を目安にし、オーケストレーションの新たな工夫、表現の手引きが加わった改良版にし、技術面の負担をなるべく軽減し、音楽面にこだわりを持って演奏して欲しいという願いを込めて制作させて頂きました。
尚、この版の世界初演をしてくださったウインドアンサンブル奏(関西の若手プロフェッショナルバンド)の皆さんにも貴重なアドバイスを頂きましたことをこの場をお借りして御礼申し上げます。
(八木澤教司)
★ よくあるお問い合わせ
Q1.私達のバンドは1年生を含めて何とか50名はいるのですが、初心者が多く実際にきちんと演奏できる生徒は40名もいません。原典版と中編成改作版とどちらを選んで良いのか判りません。
A1.中編成改作版をお薦めします。原典版よりも中編成改作版は特にコラールのオーケストレーションを明快にしていますので、入門者でも自分がメロディーを演奏しているのか、対旋律を演奏しているのかを理解しやすいです。半音階はいずれの版もありますが、他のあらゆる曲を演奏する時にも大切な基礎的なものなので、この機会にしっかりと練習しておくと良いですね。
Q2.この曲の多くの音源をCDやインターネット上で聴くことが出来ますが、どの演奏を参考にするのが作曲者のイメージなのでしょうか?
A2.やはり委嘱者でもある田川伸一郎先生指揮、千葉県市川市立新浜小学校吹奏楽部の演奏が私にとって何より想い入れのある演奏です。又、響宴VIのCDに収録されている私の恩師でもある佐藤正人先生指揮、川越奏和奏友会吹奏楽団の演奏も情熱的に訴えかける感動的な演奏です。
この2つの演奏はテンポ設定も解釈も違いますが本当に素晴らしいです。指揮者の、そして演奏者の想いがいっぱい詰まった演奏で私は何度も涙ぐんだものです。これらの演奏をお聴きになった上で、更に演奏される皆さんの独自の解釈、自分たちにしか出来ない音楽創りを探求して頂きたいと願っています。
※レンタル楽譜は、2023/9/1より【ライセンス楽譜】に移行。