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楽曲詳細情報
- 作曲
- 樽屋雅徳(Masanori Taruya)
- 演奏時間
- 7:45
- グレード
- 3.5
- 主なソロパート
- Fl. / Ob.(A.Sax.) / Cl. / A.Sax. / Trp.
- Trp.最高音
- 1st:High B♭(G) / 2nd:F / 3rd:C
- 演奏最少人数
- 33名
- 編成
- 吹奏楽
- *1st Flute (doub. Piccolo)
- *2nd Flute
- *Oboe
- Bassoon
- *1st Clarinet in B♭
- *2nd Clarinet in B♭
- *3rd Clarinet in B♭
- Bass Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- *1st Alto Saxophone in E♭
- *2nd Alto Saxophone in E♭
- *Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 3rd Trumpet in B♭
- 1st & 2nd Horns in F
- 3rd & 4th Horns in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- 3rd Trombone
- Euphonium
- Tuba
- String Bass
- Timpani
- Bass Drum
- Tambourine
- Suspended Cymbal
- Wind Chime
- Tam-tam
- Crash Cymbals
- Stack Cymbal
- 3 Toms
- Glockenspiel
- Xylophone
- Chime
- Marimba
- 編成について
- ・原典版ではオプションだったパートが必須パートになっています。
- ・また打楽器が3パートから7パートに増えています。楽器の掛け持ちにより5人程度でも演奏可能です。
- グレードについて
- ・一部対旋律や装飾音符が追加、音域も広くなっていることから演奏グレードが2.5から3.5となっています。
楽器編成
*ソプラノリコーダー/アルトリコーダーへの持ち替え有り(ソプラノリコーダー×2、アルトリコーダー×1)
楽曲解説
偉大なるイギリス君主ヴィクトリア女王の生涯をテーマにした楽曲です。
この曲は、彼女の即位から晩年までの激動の人生を音楽で描き出しています。「ラ・レーヌ・ヴィクトリア」は、1872年にフランスで作出されたバラの花で、オールドブルボンローズ系の品種です。ラ・レーヌはフランス語で女王を表しており、まさにヴィクトリア女王に捧げられたバラといえます。バルモラル城はヴィクトリア女王がこよなく好んだハイランドの別邸。1861年に夫アルバートが42歳の若さで亡くなり、絶望の淵においこまれたヴィクトリア女王はバルモラルに引きこもりました。生涯を喪服で過ごすことに決め、以後40年にわたり黒服を着続けました。
本作は、厳かな響きのコラールで始まり、美しいメロディがヴィクトリア女王の強さ、情熱、そして孤独を表現し、彼女の苦難に満ちた若き日々から、国家の発展と栄光を追い求める姿勢、そして夫アルバート王配との愛と喪失まで、様々なエピソードを音楽によって描いています。ヴィクトリア女王の人間性と彼女が築いたイギリス帝国の歴史的な重要性を称え、感動的な旋律と壮大なスケールで、聴く者に彼女の時代を思い起こさせ、彼女の偉大さと影響力を再認識させるでしょう。
~アドバンスド・エディション~
南砺市立福野中学校吹奏楽部の委嘱により、アドバンスド・エディションを制作しました。Gr.2.5小編成対応の原曲とは対照的に、この版では、中~大編成ならではの充実したサウンド感や、躍動的なリズム、シンコペーション、パッセージなど、全国大会を目指すバンドにおいても手応えある難易度へのグレードアップを意識しました。顧問の山田誠先生から具体的な編曲のイメージを伺い、生徒の皆さんと山田先生が織りなすハートフルな演奏を思い浮かべながら再構成しました。それぞれのバンドに合った版を選んでいただき、幅広い世代の皆様に演奏を楽しんでいただけますと幸いです。
(樽屋雅徳)
《アドバンスド・エディション》
19人から演奏可能な原典版から、3rd(4th)やS.Sax.などが加わった33人から演奏できる中~大編成に改編されています。
一部対旋律や装飾音が追加され、演奏グレードが2.5から3.5となっています。曲の展開やモチーフはそのまま、大編成・中難易度の作品に改編されています。