オリエントの光芒 ～ウインドオーケストラのために／片岡寛晶【吹奏楽ライセンス楽譜】

作曲

片岡寛晶（Hiroaki Kataoka）

演奏時間

8分15秒 (約)

グレード

4

主なソロパート

Fl. / A.Sax.

Trp.最高音

1st：high B♭ / 2nd：G / 3rd：Es

編成

吹奏楽

• • Piccolo
  • Flute 1 & 2
  • Oboe
  • Bassoon
  • E♭Clarinet
  • B♭Clarinet 1 , 2 & 3 (all div.)
  • Alto Clarinet
  • Bass Clarinet (div.)
  • Alto Saxophone 1 & 2
  • Tenor Saxophone
  • Baritone Saxophone
• • Trumpet 1 (div.) 2 & 3
  • Horn 1 , 2, 3 & 4
  • Trombone 1 , 2 & 3
  • Euphonium (div.)
  • Tuba
  • String Bass

• • Percussion ※6 players～

    Timpani

    Snare Drum

    Bass Drum

    Crash Cymbals

    Suspended Cymbal

    Tam-tam

    3 Tom-toms

    Bongos

    Ratchet

    Rain Stick

    2 Pitched Wood Blocks

    Whip

    Castanet

    Wind Chime

    Chimes

    Glockenspiel

    Vibraphone

    Xylophone

    Marimba

    5 Oct. Marimba (opt.)

福岡県・飯塚吹奏楽団からの委嘱で2012年４月に作曲、６月に飯塚吹奏楽団(第54回筑豊吹奏楽祭・飯塚コスモスコモン)にて初演。 同年、全日本吹奏楽コンクール自由曲として演奏されました。

五音音階や４度・５度の和音を用いて東洋の響きを表現してみた所、４つの断片（冒頭～D・D～L・L～Q・Q～終わり）が完成しました。 冒頭のサックスソロ、弱奏部の歌、躍動的なリズムからなる東洋（オリエント）の世界を彷彿とさせるドラマチックな作品を、皆さんの手で作ってみてください。

冒頭のバス・ドラムとサックスソロは、あまり拍を意識せず自由に演奏してください。導入部分ではアンサンブルを大切にして、指揮がなくても音楽が成り立つよう取り組まれると良いのではないかと思います。 その後、Piumosso とPesanteが交互に出てきます。短いフレーズの中で瞬時に場面が切り替わる事で曲の面白さが倍増するので、工夫してみてください。

打楽器アンサンブルの箇所では音量バランスを聞いて、綺麗な弱奏から力強い強奏まで表現の幅が広がると良いですね。 中盤のリズミックな部分では縦のラインを意識して、粒を揃えてください。打楽器とコントラバスの静かな部分は冒頭と同様あまり拍を意識せず、自由なスタイルで演奏してみてください。 その後のサックスソロも抑揚をつけて、うまくウネリを出せると最高です。終盤は煌びやかに！最後のB♭を、力強く決めてください。

テーマの音群（F・A♭・B♭・C・E♭）を大切にしていただけると、曲中のからくりに気付く事ができるでしょう。

(片岡寛晶)