急-緩-急の3部構成。旋律・和声・構成ともに明解で親しみやすい色彩感溢れる作品。
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楽曲詳細情報
- 作曲
- クロード・ドビュッシー(Claude Debussy)
- 編曲
- 小野寺真 (Makoto Onodera)
- 演奏時間
- 6分30秒(約)
- グレード
- 4
- 調性
- 原調(A:)
- 主なソロパート
- Fl. / A.Sax.
- Trp.最高音
- 1st / A 2nd / Gis
- 最少演奏人数
- 19名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Flute 1 (doub. Piccolo)
- Flute 2 (div. opt.)
- Oboe (opt.)
- Bassoon (opt.)
- B♭Clarinet 1 & 2
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
(初心者用Opt.パートあり) - Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (opt.)
- Trumpet 1 & 2
- Percussion ※3 players~
- Timpani
- Snare Drum
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
楽曲解説
1891年に作曲されたドビュッシー初期の作品である「民謡の主題によるスコットランド行進曲」は、ドビュッシーが初めて委嘱を受けて作曲した作品と言われています。委嘱はスコットランドの旧家であるロス伯爵家の子孫・メレディス・リード将軍によるもので、このことから1891年出版の楽譜では「いにしえのロス伯爵家の行進曲」というタイトルがつけられていました。
4手のためのピアノ連弾曲として作曲されましたが、早い時期からドビュッシーはこの作品のオーケストラ化を考えていたようで、1908年にオーケストラ版が完成されています。曲は急-緩-急の3部分で構成されており、初期のピアノ作品らしく、旋律・和声・構成ともに明解で親しみやすい作品と言えるでしょう。
この小編成吹奏楽編曲は、埼玉県鶴ヶ島市立富士見中学校吹奏楽部(顧問・内藤浩司先生) の委嘱で、2013年度の吹奏楽コンクール自由(演奏)曲として編曲。ドビュッシー特有の色彩感を管楽器で表現できるよう、ピアノ版、オーケストラ版いずれも参考にして編曲しています。
(小野寺 真)