楽曲詳細情報
- 編曲
- 小野寺 真(Makoto Onodera)
- 演奏時間
- 5:00(約)
- グレード
- 3
- 編成
- フレキシブルアンサンブル
- Part 1
- Flute (Piccolo)
- Clarinet in E♭
- Part 2
- Flute
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Part 3
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Part 4
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭(or Flugelhorn in B♭)
- Part 5
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭(Flugelhorn in B♭)
- Part 6(doub. Manjira)
- Bassoon
- Clarinet in B♭
- Alto Clarinet in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Euphonium
- Part 7
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Tuba
- String Bass
- Percussion
- Wind Chime
- 3 Drums (S. M. L) or Darbuka
- Tambourine
- Glockenspiel
楽器編成
楽曲解説
イングランド王国・テューダー朝第2代の王・ヘンリー8世(1491-1547)。イングランドのみならずウェールズ、スコットランド、アイルランドの統治権も行使し、一つの主権国家としてのイギリス統合を進めました。
また、男子の後継者を得るために6度結婚を繰り返し、その離婚問題からローマ教皇庁と対立、修道院を解散してイギリス宗教改革を断行した王として、歴史的に知られています。
同時にヘンリー8世は文筆家および作曲家としても活躍し、イングランド王室史上最高のインテリとも言われています。
今回の編曲では、ヘンリー8世の作曲した曲、ヘンリー8世にまつわる曲を組曲として構成しました。
1. さようならマダム(ヘンリー8世作曲)
2. 良い仲間との気晴らし(ヘンリー8世作曲)
彼の作品のうち最も有名な曲。現在でも様々な歌手によってカヴァーされており、またイギリスの作曲家フィリップ・スパークによって吹奏楽にも編曲されています。元々は4拍子の作品ですが、今回はルネサンス舞曲風に3拍子に編曲しています。
3. グリーンスリーヴス(作者不詳)
以前は、ヘンリー8世が後に王妃となる恋人アン・ブーリンのために作曲したと言われていましたが、現在では作者不詳となっています。後にヴォーン・ウィリアムズが「グリーンスリーヴスによる幻想曲」の名で大変美しい作品を残しており、この楽章(および1~2の経過部)にはそのオマージュも含まれています。
4. スコットランド舞曲(作者不詳)~おお、陽気な5月(ヘンリー8世作曲)
以上4楽章(5曲)で構成されています。
元々は管打楽器8重奏に編曲。横浜・桐蔭学園高等学校の8名(Fl.&Picc./伊藤優杏、Ob./川原田聖、Cl./吉田有里、Trp.&Flg.hr./阿知波春菜、A.Sax/鵜飼陸、T.Sax./西川はるか、B.Sax./佐藤彩音、Perc./松尾彰磨)により、2021年度アンサンブルコンテストにて演奏されました。今回の出版に際しフレキシブル・アンサンブル用にリアレンジしています。
(小野寺 真)