小さなエネルギーの集合体がやがて、巨大なエネルギーへと姿を変えていく。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 江原大介(Daisuke Ehara)
- 演奏時間
- 4分00秒
- グレード
- 5
- 編成
- フレキシブル5~7パート+打楽器
- 販売形態
- 販売楽譜(スコア+パート譜)
- Part 1
- Flute
- Clarinet in E♭
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Part 2
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Part 3
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Part 4(opt.)
- Trumpet in B♭
- Part 5
- Horn in F
- Alto Clarinet in E♭
- Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Trombone
- Euphonium
- Part 6
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Part 7(opt.)
- Tuba
- String Bass
- Percussion (opt.)
- Snare Drum
- 3 Toms
- Triangle
- Sleigh Bells
- Glockenspiel
楽器編成
楽曲解説
「躍動する魂」
2009年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅴ
2018年9月22日 東京ELEMENTSにより改訂版初演
2009年度全日本吹奏楽コンクール課題曲として書かれた、「躍動する魂」をアンサンブルでも演奏出来るように編曲したものが、今回の作品になります。元々が大編成向けの曲で、演奏難易度が高めですが、アンサンブルでも尖った音楽性を表現できるように考慮してみました。小さなエネルギーの集合体がやがて、巨大なエネルギーへと姿を変えていくという意味も込められたタイトルになっていますが、最後に向かって音楽が切迫していく様を描いています。内容としては、冒頭の6連符の流れの中に旋律が浮かび上がってくる、そしてこれらの素材が変容していき、この曲を支配している要素だと気づきます。そして、強奏で断続的なユニゾンによる旋律が出てきます。その後は響きが揺蕩いながらも先へと進んでいき、やがて6連符が再び現れ、音楽は終わりへと向かっていき、エネルギーも次第に高められていきます。
アンサンブルに際して、今回はフレキシブルということもあり、編成もさまざまなものを考えて頂ければと思いますが、打楽器パートの有無によってもその音楽の方向性が変わりますので、例えば管打含む編成で大きなエネルギーを表現するも良し、木管五重奏でシリアスな雰囲気を表現してみるも良し、色々な可能性を探ってみてください。
(江原大介)