有名なホフマン版の第1組曲と第2組曲に組まれている数曲を抜粋、巧みに構成した編曲です。
楽曲詳細情報
- 作曲
- G. ビゼー(Georges Bizet)
- 編曲
- 朴 守賢(PARK, Soo-Hyun)
- 演奏時間
- 約4:50
- グレード
- 4
- 編成
- フレキシブル
- 販売形態
- 販売楽譜(スコア+パート譜)
- Part 1
- Flute
- Clarinet in E♭
- Cornet in E♭
- Clarinet in B♭
- Part 2
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Trumpet in B♭
- Cornet in B♭
- Part 3
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Alto Horn in E♭
- Horn in F
- Part 4
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Alto Horn in E♭
- Horn in F
- Part 5
- Alto Saxophone in E♭
- Alto Horn in E♭
- Horn in F
- Part 6
- Tenor Saxophone in B♭
- Trombone
- Euphonium
- Alto Horn in E♭
- Horn in F
- Part 7
- Bassoon
- Bass Trombone
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Part 8
- Bassoon
- Tuba
- Bass Clarinet in B♭
- String Bass
楽器編成
楽曲解説
『カルメン』には、魅力的なメロディーやリズムを持つ曲が多数あります。
この『カルメン・ファンタジー』では、有名なホフマン版の第1組曲と第2組曲に組まれている数曲を抜粋しました。
曲順としては、「衛兵の交代」のファンファーレに始まり、「ジプシーの踊り1」(練習番号A~)、「ハバネラ」(B~)、「ジプシーの踊り2」(E~)、「アラゴネーズ」(F~)、「セギディーリャ」(L~)、「ジプシーの踊り3」(M~)、「闘牛士」(N~)、「ジプシーの踊り4」(O~)、となります。しかし、このファンタジーは単なる並列的メドレーではなく、大きく2つの仕掛けを施してあります。1つめは「ジプシーの踊り」で、先述の通りリトルネッロのように各曲の間ごとに登場し、現れる度に「ジプシーの踊り」の冒頭から中盤、クライマックスと進行していき、ファンタジー全体のボルテージを高めながらリードしていきます。2つめは「闘牛士」で、どの曲にも「闘牛士」のフレーズがチラホラと顔を出し全体に散りばめられています。それも曲が進むに連れて、「闘牛士」の介入の割合が増していき、やはり後半に向けて密度を高める役割を果たしています。その他、「ハバネラ」や「セギディーリャ」もブリッジで少し登場したりもします。
立体的に配置されたカルメンの名旋律を楽しく演奏、表現していただければ幸いです。
(朴 守賢)