♪詳細情報♪
「Circle Of Life~サークル・オブ・ライフ」
~「Hakuna Matata~ハクナ・マタタ]
~「....To Die For~命をかけて」
~「Can You Feel The Love Tonight~愛を感じて」
編曲:浅利 真(Makoto Asari)
演奏時間:14分00秒 (約)
グレード:5
編成:サックス4重奏
出版社:BRAVO MUSIC
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
▼楽器編成▼
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
♪楽曲解説♪
当アレンジは陸上自衛隊中央音楽隊より委嘱され2013年12月にアメリカ・シカゴで行われた第67回ミッドウェスト・クリニックにて同音楽隊サックスカルテットにより初演されました。
ディズニーの映画やミュージカルでお馴染みの「ライオン・キング」より「Circle Of Life~サークル・オブ・ライフ」「Hakuna Matata~ハクナ・マタタ」「....To Die For~命をかけて」「Can You Feel The Love Tonight~愛を感じて」の4曲を続けて演奏する形となっています。アレンジの構成上の理由により「命をかけて」と「ハクナ・マタタ」は劇中で演奏される順番とは逆になっています。コンサートの最後に相応しい作品とのご依頼でしたので難易度も高く時間も約14分となる大きな作品になりました。「命をかけて」以外の3曲は歌の曲ですのでメロディーは劇中に歌われている雰囲気を参考にして頂ければと思います。
「サーク・オブ・ライフ」の最後(85小節)に出てくる「Foot stomp」はオリジナルにも聴ける様な太鼓系の音色の模倣として付けています。床が大きな音の出る固めの材質の場合に効果的ですが、逆に柔らかい床ですとあまり意味が無いので演奏する会場に合わせて工夫して頂けたらと思います。
「ハクナ・マタタ」はとてもユーモラスなやり取りが特徴的な歌です。オリジナルでは台詞の様に音程がはっきりしていない部分でもサックスで演奏する都合上、雰囲気の近い音程でメロディーを作っています。なのであまり音程にとらわれる事なく英語の歌詞を参考にしながら自由な歌い回しを研究してみて下さい。162小節から出てくる「chi chi chi chi~」ですがイメージはシェーカーです。これはマウスピースをくわえたまま言葉で「ちちーちっちー」と言って下さい。声が管体を通る事でよく響く様になります。劇中では118小節目や136小節目で愉快なやり取りも特徴的です。基本的に歌ではないのでオリジナルの様にはいきませんが、寸劇を挟んだりジェスチャーを駆使して「ひと遊び」加えるとより楽しい演奏になるでしょう。
「愛を感じて」は楽譜上でも「Freely」と書いてある様に310小節目まではテンポを自由に動かし下さい。エンディングに向かう355小節目以降はソプラノパートに合唱のパートとソリストのパートが混在しているのでアクセントの位置に注意して浮き立つ様にして下さい。他のパートもテンポが速くなりがちなので落ち着いてしっかりリズムが感じられる様に演奏したください。
演奏時間が長いのですが、ペース配分を考えて一番最後が一番盛り上がれる様にして頂ければと思います。映画のビデオとサウンドトラック(アニメーション作品として)は世界一の売り上げを誇り、さらにミュージカルの動員数は全世界で8000万人以上、国内でも9000回以上の公演が行われている、間違いなく世界一有名な作品の名曲は必ずコンサートで多くの聴衆の心に響くでしょう。たくさんの名演奏が生まれる事を願っております。(浅利 真)