通常の吹奏楽とは違った新しい響きを実現した作品。

何かを暗示させるような冒頭、パーカッションアンサンブルを経て、後半はクラッシャーやアンヴィルの響きが鬼気迫る雰囲気を醸します。

「虚空に散った若き戦士たち｣とは鹿児島・知覧の特攻隊の事で、このレクイエムには「特攻隊の事実を“音楽”を通して風化させない｣という思いが込められている。

音楽の内容は雅楽における「左方、右方」に法ってはいるものの、今現在の「コスモポリタンミュージック」という観点で作曲。

管打８重奏曲の縦横(編成と演奏時間)を膨らませる事によって再構成した作品です。

グラールウィンドオーケストラによる2007年の委嘱作品。ソナタ形式を用いて書かれており、緩急がしっかりた楽曲です。

スペインの伝統的リズムや民謡素材なども、その原型のテイストを大切にしながら取り入れた作品。

福岡大学応援指導部吹奏楽団の委嘱作品。

ロメオとジュリエットそれぞれが生まれた家を題材にした作品です。両家の関係を音楽で表現。

Sottovoceの特徴的なリズム上に、ダブルリード属によって提示される動機による序奏から開始されます。

タイトルの「KonzertmusikforBlasorchester｣は日本語訳をすると「吹奏楽のための演奏会用音楽｣という意味になります。

タイトルが示すやうに傾向の異なる２つの樂章から成り立つてゐるが、其れぞれの樂章も大きく分けて2つのシチュエーションから成り立つと云ふ、２重構造に成つてゐる。

中国五経のひとつ「易経」45番目の卦。音と音との繋がりが生み出す、音楽的事象を絶対音楽として表現。

小編成でも手ごたえありの難曲！中盤に出てくるリズミカルな部分が印象的。

阪神淡路大震災の「あの震災を風化させない取り組み｣の一環として作曲された。

「調性感の無い」本作は、聞いた印象は難しそうに聞こえるが、中学生でも十分演奏できる難易度が魅力。

印象派の作品のような幻想的な部分と、ポップスの要素を含んだリズミカルな部分のコントラストが秀逸。

ドビュッシーは異国情緒を大変うまく音楽に取り入れた作曲家で、この「イベリア｣でもスペイン情緒を巧みに表現している。こちらは第3集の全3楽章を編曲した作品。

2台のピアノのために書かれた3曲から成る組曲でドビュッシーの最後のピアノ曲と言われています。

急-緩-急の3部構成。旋律・和声・構成ともに明解で親しみやすい色彩感溢れる作品。

原曲の雰囲気を損なわないようオーケストラの響きを意識して編曲されている。

元は4手ピアノ用の作品で、後にドビュッシー自身によって管弦楽用にも編曲された。今井氏の編曲は管弦楽版で使用されている特殊な楽器をはずし、小編成でも原曲のニュアンスが損なわれないように工夫されています。

装飾音符を伴った軽やかなメロディーや変化に富んだリズム、官能的な和声など、ドビュッシーらしい音楽満載。