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投稿エピソード#31

生駒市立生駒中学校 千賀祥子さん/生駒中学校のモットーは「聞く人を感動させる音楽を」

2020年9月3日

選曲の理由/選曲時のエピソード

当時顧問の牧野先生と御指導に来て頂いている先生が相談し、いくつかの候補曲の中から他を試すこともなくハーリ・ヤーノシュに決まったと聞いています。

 

練習時の苦労話

生駒中学校のモットーは「聞く人を感動させる音楽を」でした。
地道な練習が多く、冬場は肺活量や持久力を鍛えるトレーニング等もありました。
音楽の先生と一緒にコーラスの練習も行いました。
「エルザの大聖堂への行列」が基礎合奏のメニューにあり、いつも音程や和音の確認ばかり続いていました。
曲の合奏に入っても、テンポを遅くして音程やリズムなどが完全に合うまで同じ様な練習が何度も続き、なかなか根気のいる毎日でした。
曲作りよりも音作りに時間をかけていたと思います。

 

当時のバンドについて

最初から全国大会を目指して頑張ろう!と団結できていたわけではありませんでした。何をきっかけに少しずつ変わっていったのかと考えてみると、そのうちの1つが奈良県内の他中学校との合同練習・合同演奏会です。
普段と違う練習方法や他の吹奏楽部の雰囲気など学ぶ事もたくさんありましたが、楽器歴が同じ同級生と交流を持つことは中学生にとってとても嬉しい経験であり、多くの刺激を受けました。
この時近隣の中学校の顧問をされていたのが現在生駒中学校の顧問をされている山上先生です。

 

本番時のエピソード

先生方の御指導や、当日もたくさん応援に来て下さった保護者の方の協力で全国大会に行きたいと言う夢が目標となり達成できたのだと思います。
本番は黒い舞台とホールの大きさ、客席から伝わる雰囲気に圧倒された記憶があります。結果発表後の牧野先生は今まで見たことのない笑顔で、先生こんな表情するんだなぁと思った事が忘れられません。

 

メンバーのその後

2014年2月、牧野先生がご逝去されました。
牧野先生は「何でも良いから一生懸命取り組める事を見つけて欲しい。
後からあの時頑張っていて良かった、続けて良かったと思う事ができるし、そうするとまた違うことも頑張れる」とよく言われていました。
褒められた事なんてあったかな?と思うほど注意されてばかりでしたが、生徒の頑張りや変化を見逃さず、私たちが成長する機会をたくさん作って下さった先生でした。
中学卒業後楽器から離れた子も今でも続けている子も様々ですが、先生から学んだ事を活かしながらそれぞれが頑張っていると思います。

 

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