投稿エピソード#20
埼玉栄高等学校 大滝実先生/自作楽器の水槽を黒く塗ったがために起きた珍事
選曲の理由/選曲時のエピソード:ロングビーチ大学(CA)の演奏に感銘を受け―
ある年、アメリカ・カリフォルニア州大学ロングビーチ校が来日し、埼玉県朝霞市民会館で演奏した際、プログラムに「・・・そしてどこにも山の姿はない」がありました。打楽器を多用する作品でしたので、当校のドラを貸し出すなどのやり取りがありました。その本番の演奏を聞いて心から感動しました。まるで吹奏楽ではないかのようなサウンド。そして、その時いつかこの曲をやってみたいと思ったのです。
練習時の苦労話:楽しくてしようがなかったが―
練習は楽しくて、楽しくてしようがなかった記憶があります。楽譜に“秒”の記載がなされていたりと、作曲者の意図を一つ一つ読み解いていくのが本当に面白かった。 この曲はグラスハープを用います。ガラスコップには、それぞれ異なる音程があるので、卒業生の宍倉さんにデパートの売り場に行ってもらい、近くに店員さんがいないのを確認してから一つ一つ音を出して選んでもらいました(笑)。
当時のバンドについて:実力派メンバーが揃った
個々の実力があるメンバーが揃ったので、音楽的表現も好きなことをやれる自信を持てる年でした。
本番時のエピソード:ウォーターゴングの水槽を黒に塗ったがために―
ウォーターゴング(水の中に入ってるドラ)を使用するために水槽を購入し、ステージで目立たせたくなかったので黒に塗りました。ところが、普門館の床が黒かったため、本番ステージ上にセッティングをし忘れるというハプニングが起きました。自由曲と課題曲の曲間にそっとステージに入れました。