東京藝大WO第5弾CD!スタッフレビュー!
多くのファンに愛される大好評シリーズCD最新作
世界的な作曲家の吹奏楽作品を、現役藝大生に加えOB/OG&教授陣といった東京藝大ウィンドオーケストラの総力を結集したメンバーでの豪華セッション録音をお届けする人気シリーズ。
その第5弾CDが遂に登場です!このメンバーを指揮するのは世界的なクラリネット奏者の山本正治氏。多くの音楽家から敬愛される山本氏だからこそまとめ上げられる極上の藝大サウンドをお楽しみください!
注目は何といっても「ブリュッセル」
これまでの4作を聴いていただければ、その圧倒的な技術力と豪華サウンドを体感していただくことができますが、今作のポイントについてCD制作に携わったエンジニアに聞いてみました!
最新作のCDはオストウォルド賞を受賞しているアメリカの作曲家、デイヴィッド・ホルジンガーとベルギーの作曲家、ベルト・アッペルモントにスポットを当てたものです。注目は何といっても昨年(2018年)の全国大会で演奏され話題となったアッペルモントの「ブリュッセル・レクイエム」。全国で演奏した3団体(北斗市立上磯中学校、精華女子高等学校、名取交響吹奏楽団)すべてが金賞受賞という旬の作品ですが、東京藝大WOがどのように演奏したのかはぜひ聴いていただきたいところのひとつです。
「ギルガメシュ」はチェロが用いられ、サウンドに厚みや透明感を与えてくれる作品です。勿論今回のセッションにも4人の藝大チェロ奏者が加わり作品の魅力を引き立ててくれます。チェリストを招いて演奏される機会はなかなかないので、低音の響きの部分も是非注目してください。
「春になって王たちが戦いに出るに及んで・・・」はアメリカ、オストウォルド賞を受賞したホルジンガー自身の最も有名かつ人気の作品。曲中で効果的に登場するスキャット(人声)を藝大声楽科の有志によるコーラスで収録されているところも、聴いていただきたいところです。藝大声楽科のコーラスは「バレエ・サクラ」の重要な場面でも録音されており、非常に印象的な響きを聴かせてくれます。
難曲の数々を卓越した演奏力で聴かせてくれることはもちろん、細部の目に見えないところにもエネルギーをかけとことんこだわってくれている。そんな心意気の塊のようなサウンドを聴かせてくれるところが藝大サウンドの凄さなのかもしれません。
是非ご期待いただきたいと思います。
序曲「春の猟犬」
アーデンの森のロザリンド
エルサレム讃歌
主よ、人の望みの喜びよ/ヨハン・セバスティアン・バッハ
華麗なる舞曲
ルイ・ブルジョアの讃美歌による変奏曲
フェスティヴァル・ヴァリエーション
祝典のための音楽
宇宙の音楽
モンタニャールの詩
カンタベリー・コラール
いにしえの時から
交響曲第3番 作品89
ブルー・ホライズン
アルプスの詩
イーストコーストの風景
シェイクスピア・ピクチャーズ
翡翠
吹奏楽のための交響詩「ワインダーク・シー」