楽曲詳細情報
- 作曲
- 松下倫士(Tomohito Matsushita)
- 演奏時間
- 7:30
- グレード
- 4
- 主なソロパート
- Fl. / Ob. / Cl. / A.Sax. / Euph.
- Trp.最高音
- 1st:High B♭(A) / 2nd:F♯ / 3rd:E
- 演奏最少人数
- 22名
- Piccolo (doub. Flute 3rd)
- 1st Flute
- 2nd Flute (option)
- Oboe (option)
- Bassoon (option)
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭
- Bass Clarinet in B♭
- 1st Alto Saxophone in E♭
- 2nd Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 3rd Trumpet in B♭(option)
- 1st & 2nd (option) Horns in F
- 3rd Horn in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- 3rd Trombone (option)
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (option)
- Timpani
- Antique Cymbal
- Wind Chime
- Tam-tam
- Suspended Cymbal
- Vibraphone
- Triangle
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Tam-tam
- Wind Chime
- Suspended Cymbal
- 3 Toms
- Crash Cymbals
- Vibraphone
- Chime
- Crash Cymbals
- Tam-tam
- Wind Chime
- Suspended Cymbal
- Snare Drum
- Whip
- 3 Toms
- Glockenspiel
- Bass Drum
- Wind Chime
- Suspended Cymbal
- Bass Drum
- Tam-tam
- Whip
- Chime
楽器編成
楽曲解説
この作品はシェイクスピアの戯曲「ハムレット」に登場するオフィーリアに焦点を当てて作曲しました。
オフィーリアはデンマークの王子ハムレットと恋仲ですが、ハムレットは国王である父親が突然亡くなり、その真相を突き止めるため、わざと気が狂ったふりをします。しかし何も知らないオフィーリアは冷たく扱われ涙にくれます。
そんな中、ハムレットが母親(王妃ガートルード)と話をしている時オフィーリアの父ポローニアスが部屋に隠れており、ハムレットは話を盗み聞きされたと思い、相手を確かめず誤って殺害してしまいます。それを知ったオフィーリアはひどく悲しみ、正気を失ってしまい最後は死んでしまいます。
曲の冒頭はオフィーリアの美しさを表す音楽で始まります。木管の柔らかさとユーフォニアムの響きが印象的です。そして雰囲気が変わり、荒々しい戦争の場面になります。その後、木管を中心に表現されるオフィーリアのハムレットを想う気持ち、そして静寂の中で金管が演奏する教会で祈りを捧げる場面と続きます。最後は父親が殺された大きな悲しみと動揺、そして正気を失っていく様子を表現しています。
演奏する際は物語を調べるのはもちろんですが、オフィーリアを描いた絵画もありますので、是非参考にされると良いと思います。メリハリのある演奏を心掛けて、この悲劇を表現していただけたら嬉しいです。
(松下倫士)