八木澤教司/Gr.4.5/35:00
宅配スコア閲覧
♪詳細情報♪
作曲:八木澤教司(Satoshi Yagisawa)
演奏時間:35分00秒(約)
第1楽章 [9:20] 第2楽章 [8:30] 第3楽章 [5:40] 第4楽章[11:40] (約)
グレード:4.5
主なソロパート:Fl. /Cl.
Trp.最高音:1st:High H / 2nd:A / 3rd:G
編成:吹奏楽
演奏時間:35分00秒(約)
第1楽章 [9:20] 第2楽章 [8:30] 第3楽章 [5:40] 第4楽章[11:40] (約)
グレード:4.5
主なソロパート:Fl. /Cl.
Trp.最高音:1st:High H / 2nd:A / 3rd:G
編成:吹奏楽
♪楽曲解説♪
当時、千葉県立市川西高等学校吹奏楽部顧問を務められていた吉田直先生のアイディアのもと4年計画(2003~2006年)で楽章ごとに制作し、同吹奏楽部の定期演奏会において1曲ずつ初演するといった企画でした。
テーマは社会を専門とする吉田先生が考案し、第1楽章「草原の蒼き狼」はチンギスハンを象徴したテーマで書き上げ、彼の人生における苦悩、そして勇敢に戦い栄光を勝ち取る生きざまを、モンゴルの大草原の壮大さと重ね併せながら描写しています。
第2楽章「ワールシュタット」は俗に言うワールシュタットの戦い(リーグニッツの戦い)のことで、第一楽章のテーマとなったチンギスハンの長男ジュチの子、バトゥ率いるモンゴル軍とドイツ・ポーランド軍との戦いを描いています。“ワールシュタット”の語意は“死体の山”で、これはドイツ・ポーランド軍の無惨な死体を指すものです。
第3楽章「幻の都」は中央アジアの奥深くにかつて存在したと言われる幻の都「桜蘭」と、位置形状が絶えず変動しながら南北へ移動する幻の湖「ロプノール」を題材としています。
第4楽章「地平線に沈む日輪は紅に燃え」は“太陽と大地は全ての歴史を見守ってきた”という意味を込めて作品、全体を集約する大きな楽章となっています。当時20代前半であった私がエネルギッシュな作風で書き上げました。想い出深い作品の1つです。
尚、東洋を舞台にした作品にも関わらずタイトルが「ザ・ウエスト・シンフォニー」と名付けられたのは学校名の“西”と“日本から見た東洋が西方面にある”ことからきています。
(八木澤教司)