交響詩「祈りの陽」／田村修平【吹奏楽ライセンス楽譜】

作曲

田村修平（Shuhei Tamura）

演奏時間

7:40(約）

グレード

4

主なソロパート

Ob./Timp.

Trp.最高音

1st：A(div.：F♯) / 2nd：F / 3rd：E

最小演奏人数

31名

編成

吹奏楽

• • Piccolo
  • 1st Flute
  • 2nd Flute
  • 1st & 2nd Oboes (opt.)
  • Bassoon (opt.)
  • Clarinet in E♭(opt.)
  • 1st Clarinet in B♭
  • 2nd Clarinet in B♭
  • 3rd Clarinet in B♭
  • Bass Clarinet in B♭
  • Soprano Saxophone in B♭(opt.)
  • 1st Alto Saxophone in E♭
  • 2nd Alto Saxophone in E♭
  • Tenor Saxophone in B♭
  • Baritone Saxophone in E♭
• • 1st & 2nd Horns in F
  • 3rd & 4th Horns in F
  • 1st Trumpet in B♭(div.)
  • 2nd Trumpet in B♭
  • 3rd Trumpet in B♭
  • 1st Trombone
  • 2nd Trombone
  • 3rd Trombone
  • Euphonium (div.)
  • Tuba (div.)
  • Contrabass
  • Piano (opt.)
• • Timpani

  • 1st Percussion

    Suspended Cymbal

    Wind Chime

  • 2nd Percussion

    Tam-tam

    Bass Drum

    4 Toms

    Snare Drum

    Crash Cymbals

  • 3rd Percussion

    Chime

    Crash Cymbals

    Tam-tam

    Suspended Cymbal

    Bass Drum

    Glockenspiel

    Triangle

  • 4th Percussion

    Glockenspiel

    Chime

    Tam-tam

    Crash Cymbals

    Triangle

　2022年、宝塚市吹奏楽団（音楽監督：渡辺秀之先生）より委嘱を受けて書き下ろしました。

　本作は《祈りの手》(2017)の兄弟作品という位置づけになります。前作はグレゴリオ聖歌を題材とし、深淵な宗教観の表現や声楽との融合を主軸に置いた作品でしたが、今作はオリジナルのモチーフを用いた純粋な吹奏楽作品となっています。作曲にあたっては「祈り」という人類共通の普遍的なテーマに加え、生命力や希望といった力強い表現、シンフォニックな響きの構築に重きを置きましました。

　2017年に前作を書いてからの数年間は、コロナ禍、国際紛争と激動の時期だったように感じます。私自身も歳を重ねて音楽や社会に対する価値観も少しずつ変わりましたが、音楽に託す“闇から光へ”、”苦悩から歓喜へ”、という想いは変わっていません。

　西の海に沈んだ陽が、再び東の海から昇るように。

　我々が強く生きるためには、祈りとともに希望を持って目覚め、待ち続けることが必要でしょう。多くの方々にこの作品と、音に託したメッセージが届けば作曲家として幸いです。

(田村修平)