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小編成ながらも迫力溢れるシンフォニックサウンド。楽曲を引き立たせる打楽器にも注目の作品。

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宅配スコア閲覧:湖月の神話

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税抜 ¥1,000

「遥遠の海~アウロラを求めて」に続く第2弾!

①前作に引き続き「水」をテーマに神秘的でドラマチックに書かれた作品。

②小編成とは思えないシンフォニックサウンドを引き立たせる打楽器はぜひオプションまで欲しい。

③管楽器セクションと打楽器のバランスに注意して、最後の音は破裂しないように!

楽曲詳細情報

作曲
田村修平(Shuhei Tamura)
演奏時間
6分15秒(約)
グレード
3
主なソロパート
Ob. (or B♭Cl.)
Trp.最高音
1st / F 2nd / Des 3rd / B♭
演奏最少人数
24名
編成
吹奏楽(小編成)

楽器編成

    • Flute
    • Oboe (opt.)
    • B♭Clarinet 1 & 2
    • Bass Clarinet
    • Alto Saxophone
    • Tenor Saxophone
    • Baritone Saxophone
    • Trumpet 1 , 2 & 3
    • Horn 1 & 2
    • Trombone 1 , 2 & 3
    • Euphonium
    • Tuba
    • Piano
    • Percussion ※6 players~
      Timpani
      Snare Drum
      Bass Drum
      4 Tom-toms
      Crash Cymbals
      Suspended Cymbal
      Hi-hat Cymbal
      Crash Cymbals (attached Bass Drum)
      Tam-tam
      Wind Chime
      Sleigh Bells
      Cowbell
      Glockenspiel
      Vibraphone
      Chimes

楽曲解説

 2016年、北見市立東陵中学校(顧問:佐藤忍先生)に委嘱を受けて書き下ろし、同年同校吹奏楽部によって初演された。

 前作《遙遠の海~アウロラを求めて~》(出版:ブレーン株式会社)も同団体の委嘱によって書き下ろした作品であったが、顧問の佐藤先生から「続編のような雰囲気を持つ作品を演奏してみたい」というお話を頂き、再び書き下ろす運びとなった。すなわち、同作の姉妹作という位置づけになる。
 海に続き湖をテーマにした作品であるが、私は、火や土といったものと並び、古代中国の五行思想と西洋の四元素思想と共に共通して含まれる「水」は改めて人の想像力を駆り立ててくれるものだと感じている。普段の生活の中でも極めて身近な存在でありながら、その姿は幻想的な湖になり投影された月を引き立てることもあれば、荒波にもなるのだ。前作の「海」が動的なものであるとすれば、本作の「湖」は静的であり、対照的な存在として興味を惹かれ、作品のテーマとして取り上げてみることにした次第である。

 幸いなことに、前作に於ける関わりの中で北海道に点在する多くの神秘的な美しい湖を訪れる機会が度々あった。私の曲名や作品背景に具体的な場所地名が出てくることはあまり無く、実際にこの作品も湖月と名づけてあるものの決して特定の湖のことではないが、その経験が一つのインスピレーションには繋がっているかもしれない。その上で、この作品に於ける神話は実在するものではなく、創作上の一つのイメージであり、敢えて作品に添えた抽象的な素材であるが、ぜひ演奏者の皆様それぞれの風景や神話、物語などをイメージし、演奏の中で表現して頂けるようであれば、作曲者として幸いである。

(田村修平)