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様々な曲調の表現を工夫する楽しみが得られる曲!
人気作曲家・樽屋雅徳氏が、小編成バンドのために書き下ろした楽曲です。女性として初めて大西洋単独横断飛行をしたパイロットであるアメリア・イアハートが、世界一周飛行に挑戦し・・・
楽曲詳細情報
- 作曲
- 樽屋雅徳(Masanori Taruya)
- 演奏時間
- 8:10(約)
- グレード
- 3.5
- 主なソロパート
- Fl./Cl./A.Sax.
- Trp.最高音
- 1st:As / 2nd:F / 3rd:C
- 演奏最少人数
- 21人
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Flute 1 (doub. Piccolo)
- Flute 2
- Oboe 1
- Oboe 2 (doub. English Horn)
- Bassoon
- B♭Clarinet 1 , 2 , 3 & 4
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (div.)
- Piano
- Timpani
- Percussion ※4 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Field Drum (Played off stage)
- 4 Tom-toms
- Suspended Cymbal
- Sizzle Cymbal
- Tam-tam
- Bell Tree
- Crotales
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Tubular Bells
楽曲解説
アメリア・イアハートはアメリカの女性パイロットです。女性として初めて大西洋単独横断飛行の偉業を成し遂げましたが、世界一周飛行に挑戦したときに謎の失踪を遂げてしまうのです。現代に至るまで失踪事件の真相は未だ謎に包まれています。冒頭はアメリアのテーマを木管楽器全体で美しく奏でます。やがて金管楽器が加わり、旅の始まりを予感させるファンファーレへと進みます。付点二分音符=60、4分の3拍子では、チャールズ・リンドバーグのパリへの単独飛行と同じルートを飛行し、アイルランドのロンドンデリー近くの牧場に着陸するという飛行の様子を民族音楽調で表現しました。
再びゆっくりなテンポになり、アメリアのテーマをフルートソロで引き継ぎます。世界一周飛行について成功する確率は五分だと感じていたアメリアの心の葛藤を表現しています。
やがて曲はアレグロになり、それでも空に飛び立つアメリアを表現します。?1937年7月2日に、ニューギニアのラエからハウランド島を目指して離陸しましたが、「私達は今、157° - 337°線上にいます。6210キロサイクルでこのメッセージを繰り返します。聞き続けてください」という通信を最後に消息を絶ちました。
曲は、再びゆっくりになり、アメリアのテーマが再び現れ、どんな思いでアメリアは飛行していたのか、最後にどんな景色を見ていたのか、悲しみや無念や、なんとも言えない感情を表現しています。
失踪から80年経った今でも、アメリアは多くの人の注目を集めています。アメリアはまだこの空を自由に飛び回っているかもしれないという想いを込めて再びアレグロになり曲は幕を閉じます。
(樽屋 雅徳)