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楽曲詳細情報
- 作曲
- 鈴木英史(Eiji Suzuki)
- 演奏時間
- 6分45秒 (約)
- グレード
- 5
- 主なソロパート
- Fl. / Trp.
- Trp.最高音
- 1st:High B♭ / 2nd:F / 3rd:E
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe 1 & 2
- Bassoon 1 & 2
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 , 2 & 3
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet (div.)
- Contrabass Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenoe Saxophone (div.)
- Baritone Saxophone (div.)
- Trumpet 1 (div.), 2 & 3
- Flgugel horn 1 & 2
- F Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 (div.) & 2
- Bass Trombone
- Euphonium (3div.)
- Tuba (3div.)
- String Bass
- Piano
- Timpani
- Percussion ※7 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- 3 Tom-toms
- Bongo
- Suspended Cymbal
- Tam-tam
- Triangle
- Tambourine
- Wood Blocks
- Claves
- Vibra-Slap
- Anvil
- Wind Chime
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- 4 Mokusyo (木鉦)
- Shimedaiko (締太鼓 or S.Dr. )
- Chanchiki (チャンチキ)
楽曲解説
大津シンフォニックバンドの委嘱により2004年に作曲。同団と指揮者の森島洋一氏に献呈されている。
この作品は、「愛」をテーマとした連作【1/「ライフ・ヴァリエーションズ~生命と愛の歌」(浜松交響吹奏楽団委嘱)、2/「カントゥス・ソナーレ」(創価グロリア吹奏楽団委嘱)】の第3作目として書かれ、この3曲で『愛の3部作』を形成する。
そもそも「鳳凰」とは、中国で生まれ我が国でも吉兆的なシンボルとして飛鳥・白鳳時代から文様などで定着した架空の鳥である。また古代エジプトが発祥だと言われるフェニックスは500年ごとに自らを焼き、その都度よみがえる「不死鳥」として知られている。これらと手塚治虫氏の「火の鳥」(未来編)のイメージか重なり、作品のテーマが構想された。
作品全体は、手塚氏の作品を題材にかなり克明にそのイメージと発想を負っているが、標題音楽的な直接的な場面描写は避けられている。ただし、ロボットに牛耳られる社会から引き起こされた無意味な戦争、人類の滅亡を新生までの経過、それを見守る大いなる力としての「鳳凰」という内容は、そのまま作品の具体的な構成に大きな関係を持っている。ちなみに「鳳凰」~仁愛鳥譜の「~」は、「より・から」の意味ではない。