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演奏時間:12:00(約)
グレード:5
主なソロパート:各パート ソロあり
Trp.最高音:1st:A/2nd:Fis/3rd:E
編成:吹奏楽
1st Flute (div.)
2nd Flute (div.)
Oboe
English Horn in F
Bassoon (div.)
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭(div.)
2nd Clarinet in B♭(3div.)
3rd Clarinet in B♭(3div.)
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭
Contrabass Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
(Flugelhorn in B♭)
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭
1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F
1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone
Euphonium (div.)
Tuba (div.)
String Bass
Piano
【1st Percussion】
Snare Drum, Bass Drum
【2nd Percussion】
Snare Drum, Bass Drum
Suspended Cymbal
Wind Chime, Tambourine
【3rd Percussion】
Splash Cymbal, Crash Cymbals
Ratchet, Tenor Drum
Tam-tam, Triangle
【4th Percussion】
4 Toms, Suspended Cymbal
Finger Cymbals
Anvil
【5th Percussion】
Whip, Glockenspiel
Xylophone, Vibraphone
在籍していた大学院での修士論文に関連する研究作品として作曲。2018年3月、昭和ウインドオーケストラ第22回定期演奏会にて初演されました。
B.バルトークやW.ルトスワフスキなどの作品で耳にすることも多い「管弦楽のための協奏曲」は、特定のソリストをもたない特徴的な演奏形態から、ソリストをもつ協奏曲以上に「協奏的」な意味合いを強く感じることができます。先人の楽曲と比べると目立ったソロ群は多くはありませんが、その分いくつもの編成によるアンサンブルと合奏の対比が位置付けられるよう構成しました。
各楽章においては、作曲をする私の姿を投影しています。序奏部アンダンテの主題を軸としながらアレグロへ導入する第1楽章、その均衡が崩れ、不安定な曲調となる第2楽章。ここでは、B.バルトークの「管弦楽のための協奏曲」第4楽章での「中断」の技法を用い、成長のために今までの自分(及びその作風)から離れるべきかという葛藤を描いています。第3楽章では、その葛藤を経て完成された「新たな音楽」が展開されます。
私はこれらに、それぞれ自身の「過去」「現在」「未来」を重ね合わせていました。このコンセプトやそれぞれの調性、拍子、テクスチュアなどを独立させ固有のものにすることで、ここにも対比の意識を反映させようとしています。
野呂 望 Nozomu Noro
神奈川県厚木市出身。県立厚木西高等学校卒業、昭和音楽大学作曲学科作曲コース卒業。同大大学院音楽研究科修士課程音楽芸術表現専攻(作曲)修了。作曲を秋田和久、都倉俊一、後藤洋、李建鏞(イ・ゴニョン)の各氏に師事。第4、5、6回音楽大学オーケストラフェスティバルにてファンファーレを作曲。SHOWAフレッシュアーティスト・コンサート2016に出演。テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ第13回、昭和ウインド・シンフォニー第18回定期演奏会に出演。日本トロンボーン協会主催トロンボーン ピース・オブ・ザ・イヤー2017作曲賞入賞。21世紀の吹奏楽“響宴”第21回、第23回入選。
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