
中橋愛生/Gr.4.5/8:00
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楽曲詳細情報
- 作曲
- 中橋愛生(Yoshio Nakahashi)
- 演奏時間
- 8分00秒 (約)
- グレード
- 4.5
- 主なソロパート
- Picc. / B♭Cl. / S.Sax. / A.Sax.
- Trp最高音
- 1st:A / 2nd:G / 3rd:G / 4th:G
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Picclo (1 Player~)
- Fluet (3 Players~)
- Oboe (1 Player~)
- Bassoon (1 Player~)
- E♭Clarinet (1 Player~)
- B♭Clarient (6 Players~)
- Bass Clarinet (2 Players~)
- Soprano Saxophone (1 Player~)
- Alto Saxophone (2 Players~)
- Tenor Saxophone (1 Player~)
- Baritone Saxophone (1 Player~)
- Trumpet (4 Players~)
- Horn (4 Players~)
- Trombone (4 Players~)
- Euphonium (2 Players~)
- Tuba (2 Players~)
- String Bass (1 Player~)
- Percussion ※5 Players~
- Timpani
- Snare Drum
- Bass Drum
- 5 Tom-toms
- Suspended Cymbal
- Tam-tam2 Wood Blocks
- 4 Temple Blocks
- 2 Moku Sho (木鉦)
- Glockenspiel
- Vibraphone
- Tubular Bells
楽曲解説
杉みき子の短編集「小さな町の風景」の中に「あの坂をのぼれば」という話がある。幾度となく登っては下る坂道を、海へと目指して歩き続ける少年。執拗に繰り返される道程のうちに、様々な思いが去来し、ついにはくじけそうにもなる。だが、あるとき聞こえた海鳥の声により、少年は坂の上の空が海へと続く浅葱色となっていることに気付く。
言うまでもなく、この話における「海」とは必ずしも本物の「海」であることが重要なのではない。誰しもがそれぞれの「海」を持っており、そこへ向かって歩み続ける。変わらぬように見える風景でも、確実に「海」は近づいているのだ。
曲は一種のパッサカリア。杉の短編で繰り返される特徴的な「あの坂をのぼれば海が見える」という言葉と同じく、6回繰り返される主題。その上に雲とも言うべき音響層が被さっていくうちに、様々な断片が鳴らされる。坂の頂点に連なる空。頂からの眼下にあるのは海ではなく、更なる道程。だが、繰り返されるうちにやがて空は拓き、明るい響きへと徐々に変質していく。ついに海へと達したとき、「海」は常に自らの内にこそあったのだということに、少年は気付くだろう。(以上、プログラムノートより)
ミュゼ・ダール吹奏楽団の第10回という記念の演奏会に際し、彼らのこの先にあるであろう「海」を願って書かれた。
(中橋愛生)














