中橋愛生/Gr.4.5/8:00
宅配スコア閲覧
♪詳細情報♪
作曲:中橋愛生(Yoshio Nakahashi)
演奏時間:8分00秒 (約)
グレード:4.5
主なソロパート: Picc. / B♭Cl. / S.Sax. / A.Sax.
Trp最高音:1st:A / 2nd:G / 3rd:G / 4th:G
編成:吹奏楽
演奏時間:8分00秒 (約)
グレード:4.5
主なソロパート: Picc. / B♭Cl. / S.Sax. / A.Sax.
Trp最高音:1st:A / 2nd:G / 3rd:G / 4th:G
編成:吹奏楽
▼楽器編成▼
Picclo (1 Player~)
Fluet (3 Players~)
Oboe (1 Player~)
Bassoon (1 Player~)
E♭Clarinet (1 Player~)
B♭Clarient (6 Players~)
Bass Clarinet (2 Players~)
Soprano Saxophone (1 Player~)
Alto Saxophone (2 Players~)
Tenor Saxophone (1 Player~)
Baritone Saxophone (1 Player~)
Fluet (3 Players~)
Oboe (1 Player~)
Bassoon (1 Player~)
E♭Clarinet (1 Player~)
B♭Clarient (6 Players~)
Bass Clarinet (2 Players~)
Soprano Saxophone (1 Player~)
Alto Saxophone (2 Players~)
Tenor Saxophone (1 Player~)
Baritone Saxophone (1 Player~)
Trumpet (4 Players~)
Horn (4 Players~)
Trombone (4 Players~)
Euphonium (2 Players~)
Tuba (2 Players~)
String Bass (1 Player~)
Horn (4 Players~)
Trombone (4 Players~)
Euphonium (2 Players~)
Tuba (2 Players~)
String Bass (1 Player~)
Percussion ※5 Players~
Timpani
Snare Drum
Bass Drum
5 Tom-toms
Suspended Cymbal
Tam-tam2 Wood Blocks
4 Temple Blocks
2 Moku Sho (木鉦)
Glockenspiel
Vibraphone
Tubular Bells
Snare Drum
Bass Drum
5 Tom-toms
Suspended Cymbal
Tam-tam2 Wood Blocks
4 Temple Blocks
2 Moku Sho (木鉦)
Glockenspiel
Vibraphone
Tubular Bells
♪楽曲解説♪
杉みき子の短編集「小さな町の風景」の中に「あの坂をのぼれば」という話がある。幾度となく登っては下る坂道を、海へと目指して歩き続ける少年。執拗に繰り返される道程のうちに、様々な思いが去来し、ついにはくじけそうにもなる。だが、あるとき聞こえた海鳥の声により、少年は坂の上の空が海へと続く浅葱色となっていることに気付く。
言うまでもなく、この話における「海」とは必ずしも本物の「海」であることが重要なのではない。誰しもがそれぞれの「海」を持っており、そこへ向かって歩み続ける。変わらぬように見える風景でも、確実に「海」は近づいているのだ。
曲は一種のパッサカリア。杉の短編で繰り返される特徴的な「あの坂をのぼれば海が見える」という言葉と同じく、6回繰り返される主題。その上に雲とも言うべき音響層が被さっていくうちに、様々な断片が鳴らされる。坂の頂点に連なる空。頂からの眼下にあるのは海ではなく、更なる道程。だが、繰り返されるうちにやがて空は拓き、明るい響きへと徐々に変質していく。ついに海へと達したとき、「海」は常に自らの内にこそあったのだということに、少年は気付くだろう。(以上、プログラムノートより)
ミュゼ・ダール吹奏楽団の第10回という記念の演奏会に際し、彼らのこの先にあるであろう「海」を願って書かれた。
(中橋愛生)
(詳しい解説は作曲者 中橋愛生氏のホームページ「NAPPの部屋」をご覧ください)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/napp/note.html