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楽曲詳細情報
- 作曲
- 中橋愛生(Yoshio Nakahashi)
- 演奏時間
- 8分30秒 (約)
- グレード
- 5
- 主なソロパート
- Picc. / E♭Cl.
- Trp.最高音
- 1st:A/2nd:G/3rd:G/4th:G/5th:F/6th:F
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo (1 Player~)
- Flute (3 Players~)
- Oboe (2 Players~)
- Bassoon (2 Players~)
- E♭Clarinet (1 Player~)
- B♭Clarinet (8 Players~)
- Bass Clarinet (1 Player~)
- Contrabass Clarinet (1 Player~)
- Soprano Saxophone (1 Player~)
- Alto Saxophone (2 Players~)
- Tenor Saxophone (1 Player~)
- Baritone Saxophone (1 Player~)
- Trumpet (6 Players~)
- Horn (6 Players~)
- Trombone (8 Players~)
- Euphonium (2 Players~)
- Tuba (2 Players~)
- String Bass(1 Player~)
- Harp(1 Player)
- Percussion ※6 Players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- 5 Tom-toms
- Steel Drum
- Suspended Cymbal
- Hi-hat Cymbal
- Tam-tam
- 3 Triangle
- 4 Temple Blocks
- a pair of Bongo
- Wind Chime
- Cow Bell
- Flexatone
- 3 Keyboard Harmonica
- (ex. YAMAHA Pianica)
- Glockenspiel
- Vibraphone
- Tubular-Bells
楽曲解説
龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部の委嘱により2004年に書かれた作品。
委嘱者である龍谷大学のすぐ近くの伏見稲荷大社には有名な千本鳥居がある。延々と連なる紅い鳥居(時折、石造りのものも)の隙間から差し込む陽光、聞こえてくる水音・鳥の鳴き声・遠くの電車の音……。訪れた際にそんな不思議な「日本的ミニマリズム」を感じ、以前どこかで似たような感じを覚えたことを思い出す。山村暮鳥の詩を読んだときのことではなかったろうか。日本的なミニマリズムから感じられる、輝く色彩感。そういえば暮鳥は自身を「ぷりずみすと」と称していた……
スコアの冒頭には山村暮鳥の詩より「雪景」(黒鳥集・所収)、「風景(純銀もざいく)」(聖三稜玻璃・所収)、「玻璃もざいく」(拾遺詩篇・所収)の三篇が掲げられている。曲の部位と対応していなくもないのだが、別に詩の内容を表現しようとしたものではなく、あくまでも「参考」程度の意。曲は日本の旋法を用い、ミニマルミュージックの要素を盛り込んだもので、様々な意味での「時間のずれ」を表現しようと試みた。目指したのは「誤った京都観」と「ださカッコよさ」。
サブタイトルは「テクノミュージック風の」(本来テクノミュージックはコンピュータによる音楽の総称であるが、反復が多用されるという楽曲の様式上の印象による)という程度の意味の造語であり、同時に「木偶(てく)なるミニマリズム」との掛け言葉。この曲の「上辺(うわべ)だけの世界」という問題提起を端的に顕しているのである。
編成は「楽器ごとにパート割が適時変化する」という可変編成となっている。金管楽器は「(主に)ミュートを付けている/付けていない」で二群に分けて両翼配置とされるのが望ましいが、この指示は絶対的なものではない。特に分けたトロンボーンを大きく離して配置すると、一種のステレオ効果のようなものが得られる箇所が、曲中に存在する。曲は非常に明確なブロック構造になっているため、練習番号単位でカットを行うことは容易であるし、それを行ってもこの曲の本質に大きな影響は無いと考えている。
2004年12月23日に滋賀県立芸術劇場びわこホールで行われた龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部第31回定期演奏会において、若林義人指揮の同吹奏楽部により初演。私の曲としては珍しい「ノリノリ系」の曲なのだが、これは多分に龍谷大学のみんなの印象の影響。どこまでも明るく、楽しく、それでいて礼儀正しく、熱心に練習に取り込む姿。彼らと過ごしたとても幸せな時間と真摯な姿勢に感謝と敬意を表し、龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部とその音楽監督・若林義人氏に献呈。
第7回「響宴」で彼らと出会い、委嘱され、第10回「響宴」で彼らによって再演されている。
(中橋愛生)














