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楽曲詳細情報
- 作曲
- 長生 淳(Jun Nagao)
- 演奏時間
- 16分50秒 (約)
- グレード
- 5
- 主なソロパート
- Fl. / E♭Cl. / A.Cl. / Trp. / Tuba / Piano
- Trp.最高音
- 1st:High C / 2nd:G / 3rd:G
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 , 2 & 3
- Oboe 1
- Oboe 2 (doub. English Horn)
- Bassoon
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1
- B♭Clarinet 2 (3 div.) & 3 (3 div.)
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1
- (doub.Soprano Saxophone)
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1
- Trumpet 2 (div.) & 3 (div.)
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 , 2 & 3
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Piano
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Suspended Cymbal
- Finger Cymbal
- Sizzle Cymbal
- Tam-Tam
- Ratche
- Anivil
- Tambourine
- Shaker
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Tublar Bells
楽曲解説
雪が舞い、風も波も荒い冬の海から、この曲は生まれました。厳しさを感じずにはいられないそんな情景を内に取り込んで。
ですがその描写が主眼ではありません。この冬が、やがて豊かな実りへとつながってゆくだろうという予感をあらわしたもの。厳しい冬にも、いや厳しいからこそいのちは育まれてゆくのだと。風に砕かれ、飛沫をあげる波の穂が、めぐる季節の中で、風にうねる一面の穂、穂波となる。いわば豊穣の予兆としての冬を、心象風景として描いたものです。
ものはあふれていながらも、どこかうすら寒いような心地にさせられることが多い近頃だけに、新しい世紀は、厳しさに育まれた強いいのちが脈々と息づく、豊かな人間らしさを取り戻す世紀になってほしい。そんな願いをこめて。
尚余談ながら、曲中何度かあらわれるソ・ソ・ミの音型は、遠江(ト・ト・ミ)によったものです。
2000年ヤマハ吹奏楽団委嘱作品
(長生 淳)