宅配スコア閲覧
豊かな色彩感と音楽の深みが同居する骨太な作品!
2022年の全国大会でも取り上げられた話題作。誰が聴いても「カッコイイ!」と思う作品ですね! 小編成やアンサンブル作品も多く作曲されている松下さんらしいソロワークや・・・
演奏時間:9分45秒(約)
グレード:4.5
主なソロパート:Fl./Cl./S.Sax./T.Sax./Trp./Hrn./Euph.
Trp.最高音:1st:high B♭/ 2nd:Gis / 3rd:F
編成:吹奏楽
1st Flute
2nd Flute
1st & 2nd Oboes
1st & 2nd Bassoons
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭(div.)
2nd Clarinet in B♭(div.)
3rd Clarinet in B♭(div.)
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭
1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F
1st Trombone
2nd Trombone
Bass Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass
Piano
1st Percussion
Wind Chimes, Hi-hat
Tam-tam, Bass Drum
Suspended Cymbal
Wind Chimes, Triangle
Wind Chimes, Bass Drum
4 Toms, Crash Cymbals
Triangle
Crash Cymbals
Vibraphone
Glockenspiel
Xylophone
Chimes, 4 Toms
Chimes, Temple Blocks
Crash Cymbals
Xylophone
Bongos, Triangle
神奈川県立相模原高等学校吹奏楽部委嘱作品。第40回定期演奏会にて初演。
日本の宇宙科学の研究拠点としても知られる相模原にちなんだ曲を作曲したいと思い、2020年の2月、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に訪問して様々な宇宙開発の歴史について調べました。子どもの頃から宇宙が好きだったのでJAXAの展示はどれも興味深かったのですが、やはりなんと言っても「はやぶさ」に最も心惹かれました。
既にご存知の方も多いと思いますが、この計画は、M-V(ミューファイブ)というロケットを打ち上げて探査機はやぶさを宇宙に送り出し、小惑星のサンプルを採取し、地球に戻ってくるという壮大なミッションです。実はすぐに成功した訳ではなく、ロケットの打ち上げが何度も失敗し、5号機でようやく小惑星に辿り着くことができました。
はやぶさが小惑星に辿り着くまでには、観測史上最大規模の太陽フレアに遭遇し、太陽光パネルが劣化してしまうというアクシデントや、また交信が途切れてしまい地球への帰還が危ぶまれた時もありました。それらを乗り越え、打ち上げから7年後、無事地球に帰還しました。「はやぶさ」のサクセスストーリーには沢山の人々の思いが詰まっており、この感動を音楽で表現したいと思い作曲したのが、この作品です。
ロケットの打ち上げ、宇宙を漂う場面、様々な苦難、宇宙からみた地球の美しさ、そして大気圏に突入し流れ星のように眩しい光を伴いながら地球に帰還してきた感動の場面などを表現しています。
(松下倫士)