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技術的に演奏しやすく中編成でも演奏可能。東日本大震災への追悼と、復興への祈りが込められている作品。

吹奏楽のための「海の詩・風の詩」~東日本大震災の追悼・復興を祈って~/松下倫士【吹奏楽ライセンス楽譜】

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商品コード
YDOM-F01
メーカー
ブレーンミュージック / Brain Music
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楽曲詳細情報

作曲
松下倫士(Tomohito Matsushita)
演奏時間
7分00秒 (約)
グレード
4.5
主なソロパート
Fl. / B♭Cl. / S.Sax. / B.Sax. / Euph.
Trp.最高音
1st:A / 2nd:F / 3rd:F
編成
吹奏楽

楽器編成

    • Piccolo
    • 1st Flute
    • 2nd Flute
    • 1st & 2nd Oboes
    • 1st & 2nd Bassoons
    • Clarinet in E♭
    • 1st Clarinet in B♭
    • 2nd Clarinet in B♭(div.)
    • 3rd Clarinet in B♭(div.)
    • Bass Clarinet in B♭
    • SopranoSaxophone in B♭
    • 1st Alto Saxophone in E♭
    • 2nd Alto Saxophone in E♭
    • Tenor Saxophone in B♭
    • Baritone Saxophone in E♭
    • 1st Trumpet in B♭
    • 2nd Trumpet in B♭
    • 3rd Trumpet in B♭
    • 1st & 2nd Horns in F
    • 3rd & 4th Horns in F
    • 1st Trombone
    • 2nd Trombone
    • 3rd Trombone
    • Euphonium
    • Tuba (div.)
    • String Bass
    • Piano
    • Harp
    • Timpani
    • 1st Percussion
      Snare Drum
      Suspended Cymbal
      Tam-tam
    • 2nd Percussion
      Bass Drum
    • 3rd Percussion
      Crash Cymbal
      4 Tom-toms
      Glockenspiel
      Chime
    • 4th Percussion
      Suspended Cymbal
      Antique Cymbal
      Vibraphone
    • 5th Percussion
      Tam-tam
      Wind Chime
      Glcokenspiel
      Vibraphone
    • 6th Percussion
      Glockenspiel
      Marimba
    • Chime

※ヴォカリーズ有り

楽曲解説

2011年3月11日、この日は我々日本人にとって忘れることのできない日になってしまいました。多くの命が奪われ大きな悲しみを抱えると共に、連日報道される緊迫した映像に、衝撃や恐怖を感じた方も少なくないでしょう。被災地では徐々に復興が進んでいますが、そこで懸命に生活されている方々の姿をみると、色々考えさせられます。

この作品は2012年1月に東京文化会館大ホールで開催された東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会での演奏曲として委嘱を受け、約150人の高校生で初演されました。演奏時間は12分からなり、トランペットとトロンボーンは4つのセクションに分かれるほか、チャイムを上手と下手に配置するなど編成が大きいのですが、標準の編成で演奏できるように改訂し、更に演奏時間を少し短くしたものがこの作品です。(このバージョンは新潟市立関屋中学校吹奏楽部の皆さんによって初演されました。)

この作品を作曲するにあたり、亡くなった方々の冥福を祈り、更なる復興を祈ると共に、普段我々に癒しを与えてくれる自然も時に脅威となることを決して忘れてはならない、という思いを込めました。

曲は大きく2つに分かれており、追悼=海の詩、復興=風の詩、で成り立っています。冒頭は広大な海原で始まりますが、突如音楽は激しくなり波が迫ってくる様子や緊迫した状態を描いています。あらゆるものを押し流し、全てを失った深い悲しみと喪失感、そして亡くなった方々に対する鎮魂歌で静かに前半を締めくくります。後半は未来への希望を表現しており、スネアドラムの刻みとトランペットのファンファーレで始まります。希望の光が更に大きくなり、力強いクライマックスをむかえて曲を締めくくります。

被災地では大きな混乱の中で、人々が助け合い、悲しみの中で一歩ずつ歩み続けています。私も被災地に何度か訪問し、小・中学校の体育館などで被災地支援コンサートをしていますが、足を運ぶ度に、様々な思いが込み上げてきます。一日も早い復興を祈るばかりです。

この作品は技術的に演奏しやすく、また大編成だけではなく中編成でも演奏可能ですので、是非沢山の方に演奏していただきたいです。

(松下倫士)