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楽曲詳細情報
- 作曲者
- 片岡寛晶(Hiroaki Kataoka)
- 演奏時間
- 7分30秒(約)
- グレード
- 4
- 主なソロパート
- Picc. / B♭Cl. / Bass Cl. / A.Sax. / T.Sax. / B.Sax. / Trp. / Trb. / Mari. / 和太鼓群
- Trp.最高音
- 1st / G 2nd / E
- 最少演奏人数
- 24名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Piccolo
- Flute
- Oboe
- Bassoon
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 & 2
- Bass Clarinet
- Soprano Saxophone (doub. Alto Saxophone)
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba
- String Bass
- Percussion ※5 players~
- Timpani
- Snare Drum
- Bass Drum
- 4 Tom-toms
- Spring Drum
- 2 Suspended Cymbal
- Hi-Hat Cymbal
- Tam-tam
- Triangle
- Sleigh Bells
- Wind Chimes
- Cabasa
- Maracas
- Whip
- Shime-daiko (締太鼓 or Bongo (High))
- Okedo-daiko (桶胴太鼓 or Tom)
- Japanese Bass Drum (和太鼓 or Bass Drum, Low Tom)
- Mokushou (木鉦 or Wood Block)
- Hyoshigi (拍子木 or Claves)
- Chanchiki (チャンチキ)
- Glockenspiels
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Chimes
楽曲解説
日本神話を吹奏楽で表現する魅力を知ったのは《鳥之石楠船神 とりのいわくすふねのかみ》を、2011年に書いた事がきっかけでした。そして2016年《天之御中主神 あめのみなかぬしのかみ》を作曲。シリーズものによる第3弾として、木花之咲耶姫を題材にいたしました。天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫である天孫、ニニギノミコトに一目で見初められ妻となった木花之咲邪姫は、木の花(桜の花)が咲くように美しいとされていることから、日本神話におけるベストヒロインと呼ぶに相応しい女神です。
曲の構成は、大きく急緩急の3つに分かれており、私の思い描くコノハナノサクヤヒメを、それぞれ違った語り口で綴っております。
冒頭部のクラリネットは、日本舞踊の情景を思い浮かべると良いのではないでしょうか。妖艶な踊りを、音で表現してみてください。中間部のサックスアンサンブルから後半にかけ、粘りのあるロングトーンで雅なムードを表現してみましょう。エンディングは、躍動感を持って迷いのない演奏を心掛けてみてください。ジャパニーズドラムは、締太鼓・平太鼓・桶胴太鼓・櫓太鼓などを中心に楽器を選び、自由に組んで頂けると良いかと思いますが、準備が出来ない場合は、ボンゴ・コンガ・トムなどをチューニングして、西洋楽器による代用も可能です。
原曲は大編成によるものですが、小編成バンドの皆さんにも楽しんでいただけるよう、オーケストレーションを見直しました。管楽器は18名から演奏が出来ます。また打楽器は5人と人数は要しますが、サウンドの厚みや色彩を出せるよう要所において工夫をしておりますので、是非取り組んでみてください。
最後になりますが、この作品は新潟の一般バンド【シンフォニック・アンサンブル・リルト】の委嘱により、2017年に書きあげた作品です。メンバーと共にアツい気持ちで取り組んだ夏は、仲間達との絆を感じ、かけがえのない大切な時間でした。自作曲を通じてひとつになる素晴らしさを知った事は、私にとって一生の財産です。
(片岡寛晶)