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「鳥之岩楠船神」の続編誕生!
①日本神話にヒントを得て和テイストで書かれた今作は日本人の琴線に響きます。
②歌い方でバンドの個性が発揮でき、全てのバンドに演奏して頂きたい一曲。
③ジャパニーズドラムセットは特に指定は無いので締め太鼓、宮太鼓、桶胴太鼓などで組むといいでしょう。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 片岡寛晶(Hiroaki Kataoka)
- 演奏時間
- 8分40秒(約)
- グレード
- 4
- Trp.最高音
- 1st / A 2nd / A 3rd / Fis
- 主なソロパート
- Picc. / B♭Cl. (soli) / S.Sax. / A.Sax. / Vib.
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- 1st & 2nd Flutes ※3名必要
- Oboe
- Bassoon
- Clarinet in E♭
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭ (div.)
- 3rd Clarinet in B♭ (div.)
- Bass Clarinet in B♭ (div.)
- 1st Alto Saxophone
- (doub. Soprano Saxophone)
- 2nd Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- 1st Trumpet in B♭ (div.)
- 2nd Trumpet in B♭ (div.)
- 3rd Trumpet in B♭
- 1st & 2nd Horns in F
- 3rd & 4th Horns in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- 3rd Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Timpani
- 1st Percussion
- Snare Drum
- Wind Chime
- Claves
- Japanese Drum Set
- 2nd Percussion
- Bass Drum
- Wood Block
- 櫓 (やぐら) 太鼓
- 3rd Percussion
- Suspended Cymbal
- Rain Stick
- Ribbon Crasher
- Wood Block
- Tam-tam
- 4th Percussion
- Sleigh Bells
- Chime
- Whip
- チャッパ (or アタリガネ)
- チャンチキ
- 5th Percussion
- 木鉦 (or Wood Block)
- Vibraphone
- Marimba
- Xylophone
- 6th Percussion
- Glockenspiel
- Xylophone
- Marimba
楽曲解説
天之御中主神は、天地開闢に関わった神様で、高天原に最初に出現したとされ、また性別がない事から、独神(ひとりがみ)とも呼ばれています。
私が、日本神話を吹奏楽で表現する魅力を知ったのは、前作の《鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話》を書いた事がきっかけでした。日本神話は、想像を掻き立て、創作意欲を増す起爆剤にもなったのです。
この作品の要となるのはチャッパの付点のリズムです。これをベースに、音楽を構成し、また立体的なサウンドを作り上げる事ができるよう、オーケストレーションにも拘りました。更に、パイプオルガンのような厚い響きや、打楽器を効果的に使い色彩感を演出するなど、各所に工夫をいたしました。
《鳥之石楠船神》では、和のテイストを基に、ジャズやポップスなどの要素も入っていましたが、今作《天之御中主神~吹奏楽のための神話》は、全面的に日本調をアピールしています。私個人の思いとしては、《鳥之石楠船神》の続編とも感じております。演奏する団体によって個性が発揮でき、学生から一般団体、そしてプロの演奏家の皆さんも夢中になって取り組める一曲ではないでしょうか。
初演に携わってくれた北九州市立思永中学校(福岡県)は、躍動的でドラマチックに、そして新潟明訓高等学校は、歌心溢れる丁寧な演奏で聴衆に感動をあたえてくれました。
躍動感、ムード、推進力、リズムの面白さが、この曲には沢山詰まっています!
(片岡寛晶)