
宅配スコア閲覧
全体で一本の筋が通った構成が魅力。難易度は高いがよく鳴るオーケストレーション。
①5つの部分に分かれるが統一された内容を元に変化していく楽曲。叙情的な旋律に安らぎを覚える。
②Tp.、Sax.、Euph.、Tubaに重要なソロがあるが、それ以外は特別な技量を求めない。
③エネルギッシュ表現が得意なバンドにおススメ!
楽曲詳細情報
- 作曲
- 高 昌帥(Chang Su KOH)
- 演奏時間
- 10分40秒(約)
- グレード
- 5
- 主なソロパート
- Picc. / Ob. / Sop. Sax. / Trp. / Euph. / Tuba
- Trp.最高音
- 1st:high B♭/ 2nd:high B♭/ 3rd:G
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo (doub. 3rd Flute)
- 1st & 2nd Flutes
- Oboe
- Bassoon
- Clarinet in E♭
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭
- 3rd Clarinet in B♭
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- 1st Alto Saxophone
- (doub. Soprano Saxophone)
- 2nd Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- 1st & 2nd Horns in F
- 3rd & 4th Horns in F
- 1st & 2nd Trumpets
- 3rd Trumpet
- 1st & 2nd Trombones
- Bass Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Tam-Tam
- Triangle
- Tambourine
- Glockenspiel
- Xylophone
- Marimba
- Chimes
楽曲解説
西宮市吹奏楽団創立 50周年記念委嘱作品。
タイトルの 「Ballad」は「バラッド」と読み、元来は、語り・劇的な会話・叙情詩の要素を併せ持つ、中世以降ヨーロッパ一帯で知られた 民謡の一種のことを指しましたが、時代が下り、14世紀には物語的な独唱歌曲をさす一般的な名称となり、更に19世紀になると 「Ballade(バラード)」として、物語的な様式の器楽曲のタイトルとしても用いられるようになりました。架空の英雄譚のよ うなイメージを持ちながら作曲したので、このようなタイトルとしました。
曲は、大きく分けると 緩~急~緩~急~緩の5部から成り、訴えかけるようなソロ旋律、不屈に立ち上がる4度・5度跳躍モティーフ、西洋舞踏音楽の「タランテラ」と韓国伝統音楽の「チャジンモリチャンダン」を混合したようなリズムを持つ急速部、束の間の安らぎをもたらす叙情旋 律、主にこれら4つの音楽的要素が組み合わさって作品が構成されています。
演奏に際してのアドヴァイス:
メトロノームの数値は おおよそですが、前後の音符の関係は厳密です。とくに前奏から最初の急速部に入るところは分かり難いと思いますが、スネアドラム のリズムが4/4と12/8で変わらない、ということを基準にすると分かり易いかも知れません。また、緩徐旋律が3カ所出てきま すが、全てテンポ設定が違います。それぞれの箇所の違いを心がけて下さい。
(高 昌帥)