飯島俊成/Gr.4/7:30
♪詳細情報♪
▼楽器編成▼
Piccolo
Flute 1 & 2
Oboe (doub. English Horn)
Bassoon
E♭Clarinet
B♭Clarinet 1(div.), 2 & 3
Alto Clarinet
Bass Clarinet
Soprano Saxophone
Alto Saxophone 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Flute 1 & 2
Oboe (doub. English Horn)
Bassoon
E♭Clarinet
B♭Clarinet 1(div.), 2 & 3
Alto Clarinet
Bass Clarinet
Soprano Saxophone
Alto Saxophone 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet 1
(doub. Flugel Horn)
Trumpet 2 & 3
Horn 1 , 2 , 3 & 4
Trombone 1 , 2 & 3
Euphonium (div.)
Tuba (div.)
String Bass
Piano
(doub. Flugel Horn)
Trumpet 2 & 3
Horn 1 , 2 , 3 & 4
Trombone 1 , 2 & 3
Euphonium (div.)
Tuba (div.)
String Bass
Piano
Timpani
Percussion ※5 players~
Percussion ※5 players~
Snare Drum
Bass Drum
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Tam-Tam
Triangle
Glockenspiel
Vibraphone
Xylophone
Marimba
Tubular Bells
Bass Drum
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Tam-Tam
Triangle
Glockenspiel
Vibraphone
Xylophone
Marimba
Tubular Bells
♪楽曲解説♪
「砂塵」と「荒野を照らす月の光」はそれぞれ、 鏡野吹奏楽団、名取交響吹奏楽団の委嘱により作曲した作品ですが、 副題の「Toward Embrace for Peace」の通り、ひとつながりの作品です。
両作品とも、イラク戦争の暗い予感に溢れた2003年のはじめに作曲を始めました。 「砂塵」は、チグリス・ユーフラテスに潤う古代文明発祥の地と 周辺の砂漠に住む人々が戦乱に追われ、殺され、すべてが荒廃するまでを、 そして「荒野を照らす月の光」では、憎しみと悲しみに覆われた心が月の光に照らされ「人の心」を取り戻すことを祈って作曲しました。
人の子の親となり、子の将来を想う時、人が人を傷つけたり殺したりすることは、あってはならないことと改めて感じます。どのような大義名分があろうと、人が人を殺すことは「悪」です。憎しみは憎しみの連鎖しか産まず、争いが争いを産むのは、歴史が証明することです。
「殺した」「殺害した」という「戦果」の発表を見るたびに、戦慄が走ります。「殺す(Kill)」は、誇らしげに使われるべき言葉でしょうか?殺された一人一人の無念と絶望と、家族や恋人、親しい友達の悲しみを少しでも考えた時に使える言葉でしょうか?
僕は、人の心を失いたくない、捨てたくない。
(飯島俊成)
チグリス・ユーフラテスの川辺は古代文明を育んだ地 人が人になる前から多くの命を育んだ地 己を守るための戦い 家族を守るための戦い 欲と名誉の為の戦い 殺生を禁じる教えのための戦い 有史以前からの戦いは続く | 流されるのは「正義」の血 流された血と、悲しみと、苦しみは 砂塵の中に封印される、消えることなく・・・・ どっちもどっち、なのかもしれない でも・・・・ 心優しきネアンデールタル人 闘争心と向上心のクロマニヨン人 我等は、何故 ネアンデールタル人の子孫に生まれなかったのか・・・・ |