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華やかな楽想!明快な場面設定でアピール度も高い。
①ヨーロッパ西部のピレネー山脈の情景を描く。明確な場面転換。
②16人から演奏できるが、30人~40人でも良い響きがする。オプション楽器の中でも3rdTp,3rdHr,3rdTrbは欲しい所。金管楽器が活躍する楽曲
③スリリングで変化に富んだ演奏を!コンサートのオープニングにもおすすめです
楽曲詳細情報
- 作曲
- 広瀬勇人(Hayato Hirose)
- 演奏時間
- 6分20秒(約)
- グレード
- 3.5
- Trp.最高音
- 1st:high B♭(G) / 2nd:E / 3rd:C
- 主なソロパート
- 特になし
- 最少演奏人数
- 16名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Piccolo (opt.)
- Flute
- Oboe (opt.)
- Bassoon (opt.)
- B♭ Clarinet 1 , 2 & 3
- Bass Clarinet (opt.)
- Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone (opt.)
- Trumpet 1 & 2
- Trumpet 3 (opt.)
- Horn 1 & 2
- Horn 3 (opt.)
- Trombone 1 & 2
- Trombone 3 (opt.)
- Euphonium
- Tuba
- Strig Bass (opt.)
- Percussion ※2 Players~
- Timpani
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Wind Chime
- Glockenspiel
- Snare Drum*
- Bass Drum*
- 3 Tom-toms*
- Hi-hat Cymbal*
- *Drum set can be used
楽曲解説
「ピレネー」とはヨーロッパ西部のスペインとフランスの国境に位置するピレネー山脈の事で、2000~3000メートル級の山々が東西に果てしなく続く雄大で厳かな山脈です。 以前その山麓の街を訪れ、その圧倒的な存在と雄大さ、自然の厳しさなどに大きな感銘を受けました。曲は山が見せる雄大さや厳しさと共に、山を越える困難さや達成感など観念的な意味合いも込めて、自由にその情景を描いたものです。
序奏部は山の雄大な全景を表しており、テンポの速い部分では険しい山肌、自然の厳しさなどを表現しています。中間部では豊かな自然や包容力、優しさを表し、 再びテンポが上がってからは山頂を目指して厳しい歩みが続きます。長く険しい道のりを経て終結部では山頂に辿り着き、その達成感と山の全景が眼前に溢れて曲は大団円を迎えます。
曲は最小16人から演奏可能ですが、30人前後の中編成や50人を越える大編成でも迫力あるダイナミックな演奏となるでしょう。またオーケストレーションが厚く書かれている為、16人以下の小さな編成でも工夫次第では十分演奏可能となっています。
またこの作品は技術的に易しくありませんが、かと言って難しすぎるという事もありません。各パートの2, 3番は1番に比べて平易に書かれてあり、演奏者がそれぞれの到達点に向けて練習を重ねていけば、本番では大きな演奏効果が期待出来るでしょう。
ブレーン株式会社への書き下ろし作品で、この録音が初めての発表となります。
(広瀬勇人)