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楽曲詳細情報
- 作曲
- 阿部勇一(Yuichi Abe)
- 演奏時間
- 11:40(約)
- グレード
- 5
- 主なソロパート
- Picc./Fl./Ob./Cl./S.Sax./A.Sax./Hrn./Trb./Euph./Timp.
- Trp.最高音
- 1st:high H/2nd:G/3rd:E
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- 1st Flute
- 2nd Flute
- Oboe
- Bassoon
- Clarinet in E♭
- 1st Clarinet in B♭(div.)
- 2nd Clarinet in B♭(div.)
- 3rd Clarinet in B♭(div.)
- Alto Clarinet in E♭(option)
- Bass Clarinet in B♭
- Contrabass Clarinet in B♭(option)
- Soprano Saxophone in B♭
- 1st Alto Saxophone in E♭
- 2nd Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 3rd Trumpet in B♭
- 1st & 2nd Horns in F
- 3rd & 4th Horns in F
- 1st Trombone
- 2nd & 3rd Trombones
- Bass Trombone(option)
- 1st & 2nd Euphoniums
- Tuba
- String Bass
- Piano
- Timpani
- 1st Percussion
- Crash Cymbals
- Low Tom
- 2nd Percussion
- Bass Drum
- 3rd Percussion
- Tam-tam
- Suspended Cymbal
- 4th Percussion
- Suspended Cymbal
- Tambourine
- 5th Percussion
- Glockenspiel
- 6th Percussion
- Vibraphone
- Xylophone
- Chime
- Ship's bell
楽曲解説
母なる海とそこに暮らす地球上最大の生物「鯨」をテーマにした作品。北極海の情景からはじまり、壮大な海の様々な情景と鯨の描写、ラストは湧き上がる感動と喜びを表現した「命の歌」の高揚する音楽を是非ご堪能ください。
■作品について
この曲はグラールウインドオーケストラの委嘱により作曲、令和4年6月に川崎市で行われた第41回定期演奏会にて初演されました。
交響詩「鯨と海」はその名のとおり、母なる海とそこに暮らす地球上最大の生物「鯨」をテーマにした曲です。今、世界にはおよそ80種の鯨が生息するといわれています。中には極海から赤道近くの暖かい海まで毎年数千キロを回遊する種類がいるということで、今回はその鯨と一緒に旅をするように想像を膨らませてみました。冒頭、場面は北極海。所々に氷の浮かぶ濃い藍色の水面に、鯨の背ビレや尾ビレがわずかに現れては消え、海中に何か生き物がいることを暗示します。一瞬の静寂ののち、突如想像をはるかに超えた黒い山のような巨体がスローモーションで目の前に現れる…そんなシーンを描写しています。フルートのソロで始まるのは、鯨と人間の古い歴史の物語です。北の国の伝説をイメージした古風なメロディがソプラノサクソフォンのソロへと受け継がれ、木管、金管へと繰り返しながら展開していきます。中間部は、長い旅の果てにようやくたどり着いた南の暖かい海。鯨はここで子供の誕生を迎えます。上昇し続ける木管楽器のユニゾンが、頂点に達するとともに、金管楽器が加わり全員でゆっくり下降していきます。太陽の光を受けてキラキラ輝く荘厳な海の景色を背景に、新しい生命の誕生を祝う賛歌を朗々と歌い上げるイメージです。この部分は発展して後半もう一度登場します。エンディングでは、旅を回想するかのように、これまで使ったモチーフが断片的に散りばめられています。青い海、輝く太陽、躍動する生き物たち、生きとし生けるものすべてが尊く美しいこの世界への、湧き上がる感動と喜びを表現しています。心躍るリズムにのせて力強く華々しい「命の歌」で曲は締めくくられます。
(阿部勇一)