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楽曲詳細情報
- 作曲
- セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff)
- 編曲
- 宍倉 晃(Koh Shishikura)
- 演奏時間
- 11分00秒(約)
- グレード
- 5
- 調性
- 原調(c:)
- 主なソロパート
- Fl. / Ob. / B♭Cl. / A.Sax.
- Trp最高音
- 1st:As / 2nd:F / 3rd:Des
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2(div.)
- Oboe 1 & 2
- English Horn
- Bassoon 1 & 2
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 , 2 & 3 (all div.)
- Bass Clarinet
- Contrabass Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 , 2 & 3(div.)
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 , 2 & 3
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Piano
- Harp
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Tambourine
- Tam- tam
- Glockenspiel
- Xylophone
- Marimba
楽曲解説
「交響的舞曲」 作品45より 第一楽章
ラフマニノフの音楽は19世紀ロシア音楽のモスクワ楽派の正統を受け継ぐものと言われています。その豊かな旋律性と哀愁をおびた叙情性が特徴で、ロマン主義の流れを尊重していた作曲家でした。
この曲は1940年に作曲され、ラフマニノフの最後の作品となりました。当初は各楽章に「真昼」「黄昏」「夜中」という標題がつけられる予定でしたが、結局は普通に3つの楽章にされました。作曲者自身の意思により、この曲はフィラデルフィア管弦楽団と当時の音楽監督であったオーマンディ氏に献呈され、1941年に初演されました。
この第1楽章はリズミカルなモティーフを多様化した前半と後半、ラフマニノフ特有の暗みがかった、それでいて甘く切なく美しい中間部で構成されています。途中、アルトサキソフォンの独奏があり、この場面に適した感傷的な世界を作り上げています。
スコア冒頭に"Non Allegro"という表記があり、テンポの設定が音楽に大きな影響を与えます。弦楽器の奏法やニュアンスを管楽器で表現する事や、各楽器の特徴と魅力、そしてフレージングを大切に演奏して下さい。
(宍倉 晃)