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楽曲詳細情報
- 作曲
- セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff)
- 編曲
- 佐藤正人(Masato Sato)
- 演奏時間
- 13分30秒 (約)
- グレード
- 5
- 調性
- 原調(D:)
- 主なソロパート
- Fl. / B♭Cl. / Bass Cl.
- Trp.最高音
- 1st:High B♭ / 2nd:A / 3rd:Es
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2 (all div.)
- Oboe 1 & 2
- English Horn
- Bassoon 1 & 2
- Contra Bassoon
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 , 2 & 3 (all div.)
- Bass Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Trompet 3 (doub. Flugel Horn)
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 , 2 & 3
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass (div.)
- Harp
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Suspemded Cymbal
- Tam-tam
- Triangle
- Tambourine
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Chimes
楽曲解説
この作品は秋田市立山王中学校の自由曲として当時の顧問羽川誠先生に依頼されて編曲しました。全日本吹奏楽コンクールで同校が演奏し、それを聴いて興味を持った編曲許諾元のベルウィンミルズ社から出版されました。当時大学生だった私は大変驚いたことを覚えています。
しかし大至急の催促だったためコンクール版のカットされたスコアと手書きの(見難い)パート譜しかなく、中間部の浄書や音チェックも時間切れでできないまま、不完全な楽譜を出版社に渡すことになりました。 これまで各地のコンクールでその楽譜の演奏を聴く機会も多かったのですが、カットされていた部分に音楽的な魅力が多く、是非今回は3楽章全曲でのレコーディングということで編曲し直しました。 もちろん技巧的にも音楽的表現でも演奏者にレヴェルの高い演奏が要求されますが、ラフマニノフ晩年の傑作を取り上げる意義は大きいと思います。また、2台ピアノの演奏や楽譜も表現を研究する上で欠かせません。
演奏上の留意点として、編成にオーケストラでは入っていない打楽器や加えられた管楽器のパートの扱いについては、演奏者の技量、編成のバランス、音色の好みによって指揮者の判断で適宜追加してください。ハープのオプションは鍵盤打楽器に書いてあります。また、弦楽器のパッセージを担当している木管楽器が演奏上困難な部分のある場合、アーティキュレーションを工夫する、パッセージを分担する、パートの番手を代える等演奏し易くしてかまいません。
また、時間制限のあるコンクール等で演奏する場合のため、これまで取り上げた部分を参考までに下記に記載します(あくまで参考です)。各部分のテンポ設定で印象や技術的難易度がかなり変わるので、くれぐれも時間内に収めるために慌てたり、ゆったりした部分を端折ったりして演奏する羽目にならないようにしてください。
・冒頭から47小節目まで。
・87小節から132小節まで。
・162小節から185の2拍目までで、そのまま215小節に入って、254まで。
・287から最後まで。
この例にとらわれず、曲中から、時間や演奏者の状況を考慮して、他の部分からの組み合わせも検討してください。
(佐藤正人)