N.リムスキー=コルサコフ (建部知弘)/Gr.3/4:30
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楽曲詳細情報
- 作曲
- ニコライ・リムスキー=コルサコフ(Nicolai Rimsky-Korsakov)
- 編曲
- 建部知弘(Tomohiro Tatebe)
- 演奏時間
- 4分30秒 (約)
- グレード
- 3
- 調性
- 原調(C:)
- 主なソロパート
- B♭Cl.
- Trp.最高音
- 1st:G / 2nd:E / Cor1:G / Cor:F
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo (doub. Flute 3)
- Flute 1 & 2
- Oboe 1 & 2
- Bassoon 1 & 2
- E♭Clarinet
- Solo B♭Clarinet 1 & 2
- B♭Clarinet 1 & 2 (all div.)
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1
- (doub. Soprano Saxophone)
- Alto Saxophone 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Cornet 1 & 2
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 & 2
- Bass Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Timpani
- Percussion ※5 Players~
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Triangle
- Tambourine
- Xylophone
- Marimba
楽曲解説
リムスキー=コルサコフの初期のオペラ作品「雪娘」(1882年初演)はアレクサンドル・ストロフスキーの童話「雪娘-春のおとぎ話」を題材にした全4幕のオペラで、上演時間は3時間以上にもおよぶ長編オペラです。
この「軽業師の踊り」は、第3幕で祝祭の前日の人々の賑やかな集いの場で、スコモローフ(旅の楽士や芸人)達が踊る場面で演奏される曲で、短いながら非常に華やかで、若き日のリムスキー=コルサコフの瑞々しい響きに満ちあふれた作品です。大曲であることや初期の作品ということで最近は上演される事も少なく音源も限られていますが、この「軽業師の踊り」だけは昔から単独で取り上げられたり組曲版の中で演奏されたりしています。
曲は急速で躍動的な華やかな序奏に始まり、そのモティーフが管楽器によってテーマとなって現れ様々に受け継がれながらテンポを変えることなく進み、後半も一気に圧倒的に曲を終わります。
演奏に際しては原曲の音源を聴いて雰囲気やニュアンスをつかんでいただければと思います。例のごとく、弦楽器のアーティキュレーションは原典通りに書いてありますので全体にわたって絶えず演奏される16分音符は管楽器では限界があります。弦楽器のアーティキュレーションを参考にしていただき、全体で統一して演奏できるよう、各演奏団体でスラー等の付け方を工夫して頂ければと思います。
(建部知弘)