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テンポ変化や精神の揺れ動く変化の多い楽曲に対して、敏感に反応する表現を期待される。

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宅配スコア閲覧:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より

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楽曲詳細情報

作曲
ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)
編曲
鈴木英史(Eiji Suzuki)
演奏時間
12分30秒 (約)
グレード
4.5
主なソロパート
Fl. / Ob. / Bsn. (or T.Sax.) / B♭Cl. / A.Sax.
Trp.最高音
1st:B / 2nd:F / 3rd:D
編成
吹奏楽

楽器編成

    • Piccolo (doub. 3rd Flute)
    • 1st & 2nd Flutes
    • 1st & 2nd Oboes
    • English Horn in F
    • 1st & 2nd Bassoons
    • Clarinet in E♭
    • 1st Clarinet in B♭ (3-div.)
    • 2nd Clarinet in B♭ (div.)
    • 3rd Clarinet in B♭ (div.)
    • Alto Clarinet
    • Bass Clarinet
    • Contra-alto Clarinet
    • Soprano Saxophone
    • 1st Alto Saxophone
    • 2nd Alto Saxophone
    • Tenor Saxophone
    • Baritone Saxophone
    • 1st Trumpet (div.)
    • 2nd & 3rd Trumpet
    • Flugelhorn
    • 1st & 2nd Horns in F
    • 3rd & 4th Horns in F
    • 1st & 2nd Trombones
    • 3rd & Bass Trombones
    • Euphonium (div.)
    • Tuba (div.)
    • String Bass (div.)
    • Harp
    • Celesta
    • Timpani
    • Percussion ※6 players~
      Snare Drum
      Bass Drum
      Drum (Funeral)
      Crash Cymbals
      Suspended Cymbal
      Hi-hat Cymbal
      Tam-tam
      Triangle
      Wood Blocks
      Glockenspiel
      Xylophone
      Vibraphone
      Marimba
      Tubular Bells

楽曲解説

プッチーニの三部作(I.「外套」II.「修道女アンジェリカ」)の3作目として、1918年ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演され絶賛を浴びた。当初一夜で連続上演のために作られたが、現在では各曲が単独、もしくは3部作以外の楽曲と併せて演奏される事も多い。

ダンテ「神曲」地獄編の第30歌を元にジョヴァッキーノ・フォルツァーノが台本を制作。 大富豪の死から、その遺産を巡る一家の騒動と恋物語をジャン二・スキッキという男が悪知恵と機転を効かせて解決する、というプッチーニ唯一の喜劇である。

吹奏楽版は、2015年に三重県立白子高等学校吹奏楽部顧問である桐生智晃氏の構成・選曲により、編曲者がオーケストレーションを施したもの。白子高等学校吹奏楽部、岡山・明誠学院高等学校吹奏楽部(稲生健指揮)により、同年の全日本吹奏楽コンクール東海大会、中国大会にて演奏された。

桐生氏による選曲は、「哀れなブオーゾ!」「フィレンツェは花咲く木のように」「私のお父さん」「似ていたか?そっくりだ!」「ほらナイト・キャップだよ」「この盗人!」の6部分が曲順に沿いながら進行する構成。終結部は編曲者によって創作されたが、それ以外は多少のカットや接続部分が付け加えられた以外、原曲をそのまま吹奏楽に直した形である。

テンポ変化や精神の揺れ動く変化の多い楽曲に対して、敏感に反応する表現を期待される。また「私のお父さん」などのアリアは、旋律主体でルバートを多用する表現は歌い手が一人の原曲の方法であるが、旋律とハーモニーが一体となった吹奏楽版では、 ルバートやアゴーギグでの表現に頼らず、コラール楽曲の様に、和声進行と響きでの表現を心がけると良い。

(鈴木英史)