道化師の悲しみを描くオペラ全体から印象に残った部分をつなぎ合わせた編曲です。
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楽曲詳細情報
- 作曲
- ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(Ruggero Leoncavallo)
- 編曲
- 福島弘和(Hirokazu Fukushima)
- 演奏時間
- 10分00秒 (約)
- 抜粋箇所
- 「プロローグ」「鐘の合唱」「愛の歌」「劇の幕開け」「衣装をつけろ」
- 主なソロパート
- Bsn. / B♭Cl. / T.Sax.
- Trp.最高音
- 1st:As / 2nd:Es / 3rd:Es
- グレード
- 4
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2(div.)
- Oboe
- Bassoon
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 , 2 & 3(div.)
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 , 2 (div.) & 3
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 , 2 & 3
- Euphonium
- Tuba (div.)
- String Bass
- Timpani
- Percussion ※7 Players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Tom (or Tenor Drum)
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Tam-tam
- Triangle
- Tambourine
- Castanet
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Chimes (or Carillom)
楽曲解説
ルッジェーロ・レオンカヴァッロ自ら台本を作成し、作曲して1892年に初演された「道化師(パリアッチ)」は、マスカーニの「カヴァレリア・ルティカーナ」と並んで、ヴェリズモ・オペラ(巷の人々の日常生活を題材にした歌劇)の傑作として有名です。
旅回りの一座の女優であり座長の妻であるネッダの浮気に怒り、次第に現実と芝居の区別がつかなくなり舞台上で殺人を犯す座長のカニオの悲哀を描いています。怒りも悲しみも隠して道化を演じ、客を笑わせなければならない道化師の悲しみが印象的です。
編曲については、オペラ全体から印象に残った部分をつなぎ合わせました。また「鐘の合唱」のパーカッションなどは、自由に付け加えてあります。 終盤にあるレチタティーヴォ的な部分は、実際の歌手の歌い回しを参考に雰囲気を作り出してください。
(福島弘和)