ホルンソロから始まる美しい冒頭部、異国情緒たっぷりの速い部分と情景の移り変わりが楽しい作品。
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楽曲詳細情報
- 作曲
- フランツ・レハール(Franz Lehar)
- 編曲
- 鈴木英史(Eiji Suzuki)
- 演奏時間
- 8分00秒(約)
- グレード
- 3
- 主なソロパート
- Fl. / Flg.hrn. / Hrn.(or Ob., A.Sax.)
- Trp.最高音
- 1st / (high B♭) F 2nd / D
- 最少演奏人数
- 25名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Piccolo
- Flute
- Oboe (opt.)
- Bassoon (opt.)
- B♭Clarinet 1 & 2 (all div.)
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2 (all doub. Flugelhorn)
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba (div.)
- String Bass (opt.)
- Harp or Piano (opt.)
- Percussion ※5 players~
- Timpani
- Snare Drum
- Tenor Drum
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Tambourine (or Suspended Cymbal)
- Wood Block
- Wind Chimes
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Tubular Bells
- Maracas or Shaker (opt.)
- Claves (opt.)
- Guiro (opt.)
楽曲解説
レハールの作品の中でも「メリー・ウィドウ」と並ぶ人気を博している「微笑みの国」は1929年にベルリンで初演された全3幕のオペレッタ。それを玉川学園中学部吹奏楽部 土屋和彦氏の発案により2005年に吹奏楽編曲した版を、2016年に小編成版に編み直したものです。原曲の中から「序曲」「中国風バレエ」「蒼い塔のサロンでは」「婚礼の行列の音楽」 「君こそ我が心」等を、吹奏楽用に構成したものです。寸法は原曲通りでないところもありますが、構成といくつかの対旋律を加えた部分以外は、原曲のイメージに近い編曲になっています。
冒頭の「序曲」と、最後の「君こそ我が心」(練習番号[N]以降)がこの作品の音楽的に一番重要な部分になります。速い部分は逆に異国情緒の色を楽しむ部分ですので、粗っぽさや力みや勢いでなく、各部分の音楽的なカラーを重要に演奏すると良いでしょう。それら異国情緒が冒頭と最後の歌に挟まれた、歌のサンドイッチという様な構成として全曲を考えてみて下さい。
打楽器に関しては、極力全ての楽器を入れて頂きたいですが、人数が足りない場合は、Marb. Vib. の鍵盤打楽器(管楽器と同じ仕事をしている部分)はカット可能です。
冒頭などソロ楽器のオプションは、楽譜の指定にとらわれず各団体の事情に応じて変更しても構いません。 ハープやピアノは無くても問題なく演奏出来ます。
(鈴木英史)