宅配スコア閲覧
フレキシブルパートが付いてます!
①もしもの時のフレキシブルパートが入っていて中低域に使用すると響きが厚くなります。
②レハールならではの親しみやすいフレーズは美しく、素敵な響きがします。
③速度や拍子など変化が多い構成です。それぞれの場面を丁寧に練習しましょう。
楽曲詳細情報
- 作曲
- フランツ・レハール(Franz Lehar)
- 編曲
- 高橋宏樹(Hiroki Takahashi)
- 演奏時間
- 8分30秒(約)
- グレード
- 3
- 主なソロパート
- Fl. / Mellets
- Trp.最高音
- 1st:A(F) / 2nd:Es(D)
- 演奏最少人数
- 18名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Flute 1 (doub. Piccolo)
- Flute 2
- (opt. doub. Tambourine)
- Oboe (opt.)
- Bassoon (opt.)
- B♭Clarinet 1 & 2
- Alto Clarinet (opt.)
- Bass Clarinet (opt.)
- Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone (opt.)
- Trumpet 1 & 2
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- 【Flexible】※楽器をどれか1つ選んで演奏
- Trumpet in B♭
- Horn in F
- Trombone
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (opt.)
- Piano (opt.)
- Percussion ※3 players~
- Timpani
- Snare Drum
- Bass Drum (or Kick Bass Drum)
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Tambourine
- Glockenspiel
- Vibraphone
- Marimba
楽曲解説
ハンガリー系オーストリア人作曲者フランツ・レハール(1870-1948)は、1905年に《メリー・ウィドウ》で一躍人気作曲家となり、「銀の時代」とよばれたオペレッタの第2黄金期を代表する作曲家のひとり。《ルクセンブルク伯爵》《パガニーニ》《ロシアの皇太子》《微笑みの国》など多くの喜歌劇作品を残し、現在でも上演されている。
《天文学者》は、1916年に作曲され、ウィーンのヨーゼフシュタット劇場にて初演された。
物語の舞台はウィーン。フランツ〈若い天文学者〉は、両親の死後に妹キティを育てた。キティと彼女の3人の親友たちが、フランツをめぐる駆け引きの末、3人の両親からの依頼で動いていた探偵(刑事)がフランツの経済状態を尋ねた事から厄介な問題が始まり、「女のたくらみ」(色仕掛け)で彼は夢想的な天文学から地に足のついた現実世界を見つめ、そして結婚へ、というストーリー。
《メリー・ウィドウ》の流行によりレハールの名は多くの吹奏楽関係者に広まりました。とにかくメロディがわかりやすく聴いても吹いても楽しい作品を(原曲はオペレッタですが)たくさん残してくれています。そんな中まだ開拓されていない名曲があるのではないかと探した所この「天文学者」が見つかりました。叙情的な歌や軽快なワルツ、マーチが詰まった作品を聴き手と共に楽しんで頂ければ幸いです。
Flexibleパートについて
スコアは2段譜で書かれています。上段の上がホルン、下がトランペット、下段がトロンボーンになっています。この3種の楽器のいずれか1本あれば演奏可能です。上段は、上のホルンはF管読み、下のトランペットはB♭管読みの記譜音で記しており、少々見づらいですが、わからなくなったら下段のトロンボーンが実音ですのでそちらでご確認頂ければと思います。
(高橋宏樹)