オペレッタらしさを追求したアレンジ。かけ声や手拍子も加わり、リズムの軽快さが際立つ、明るく楽しい作品。
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楽曲詳細情報
- 作曲
- フランツ・レハール(Franz Lehar)
- 編曲
- 鈴木英史(Eiji Suzuki)
- 演奏時間
- 8分30秒(約)
- グレード
- 3
- 主なソロパート
- S.Sax. / A.Sax.
- Trp.最高音
- 1st:G / 2nd:F / 3rd:C
- 編成
- 吹奏楽(大編成)
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe 1 & 2
- Bassoon 1 & 2
- E♭Clarinet
- B♭Carinet 1 , 2 & 3
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1 & amp; 2
- Tenor Saxophone (opt. div.)
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 , 2 & 3
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 , 2 & 3
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Harp
- Piano
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Drum Set
- 3 Tom-toms
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Tambourine
- Cabasa
- Castanets
- Wind Chime
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Tubular Bells
楽曲解説
2006年、玉川学園中学部の土屋和彦氏の発案、津山市立北陵中学校の稲生健氏の協力により編曲。同年の全日本吹奏楽コンクール全国大会にて、津山北陵中が金賞受賞。
オペレッタらしい楽しさと明るさとを追求したアレンジ。 原曲の旋律や動機を自由に構成し、特に小中学生バンドでの演奏を意識して作られている。
ファンファーレ、「僕のそばにいておくれ」「シャンパンは炎のお酒」(タンゴ)、「私を愛し求めてくれる男性にきっと巡り会える」(アリア)、「舞曲」、「もう極秘結婚はイヤ」をメドレー風に構成している。
1927年にベルリンで初演されたオペレッタ。他の作品よりは有名でないが、レハール自身のお気に入りであり、そのアリアは、彼の葬儀の際に歌われたほどである。
あらすじは、踊り娘のソーニャは女嫌いの皇太子の恋の練習相手として、男装して皇太子に近づく命を受け実行するが、次第にお互い身分を超えて恋に落ちる。二人はナポリに逃げるが、皇帝の様態が悪くなったとの報を受け、皇太子はロシアに帰国を命じられ、やむを得ず帰国しソーニャと別れる。
明るく楽しく演奏することが肝心です。原曲は悲劇的な物語ですが、このアレンジではそのような部分は感じさせない健康的な部分を扱っています。特に場面転換の表情の変化を上手に感じましょう。タンゴの伴奏音型は短めに固い音で統一したいです。打楽器は自由にアレンジして追加して構いません。かけ声・手拍子もきわめて快活に。原曲では踊りの部分のクライマックスに当たります。
(鈴木英史)