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ロシアで繰り広げられる恋物語を原曲の一部を使用し編曲。純粋に音のドラマとして演奏したい楽曲。

喜歌劇「サーカスの女王」セレクション【大編成版】/E.カールマン(鈴木英史)【吹奏楽ライセンス楽譜】

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商品コード
YDAK-A03
メーカー
ブレーンミュージック / Brain Music
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宅配スコア閲覧:喜歌劇「サーカスの女王」セレクション【大編成版】

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楽曲詳細情報

作曲
エメリッヒ・カールマン(Emmerich Kalman)
編曲
鈴木英史(Eiji Suzuki)
演奏時間
8分40秒(約)
主なソロパート
Picc. / Fl. / Ob. (or S.Sax.) / S.Sax. / A.Sax. / Flg.hrn.
Trp.最高音
1st:A / 2nd:Des / 3rd:C
グレード
4
編成
吹奏楽

楽器編成

    • Piccolo (doub. Flute 3)
    • Flute 1 & 2
    • Oboe 1 & 2
    • Bassoon 1 & 2
    • E♭Clarinet
    • B♭Clarinet 1 (div.), 2 & 3
    • Alto Clarinet
    • Bass Clarinet (opt. div.)
    • Contra-alto Clarinet
    • Soprano Saxophone
    • Alto Saxophone 1 & 2 (opt. div.)
    • Tenor Saxophone (opt. div.)
    • Baritone Saxophone
    • Trumpet 1
    • (div. doub. Flugel Horn)
    • Trumpet 2
    • Trumpet 3
    • (doub. Flugel Horn)
    • Horn 1 , 2 , 3 & 4
    • Trombone 1 , 2 & 3
    • Euphonium (div.)
    • Tuba (div.)
    • String Bass
    • Harp
    • Piano
    • Celesta (opt.)
    • Timpani
    • Percussion ※6 players~
      Drum set (Cymb./S.Dr./B.Dr./Hi-hat)
      Bass Drum
      Crash Cymbals
      Suspended Cymbal
      Sizzle Cymbal
      Antique Cymbals (or Triangle)
      Tam-tam
      2 Chinese Gong (or Tam-tam)
      Triangle
      Wind Chime
      Temple Blocks
      Shaker (or Cabasa)
      Glockenspiel
      Xylophone
      Vibraphone
      Marimba
      Tubular Bells

楽曲解説

 作曲者エメリッヒ・カールマンは1882年ハンガリー生まれ。ブタペスト大学で法律を、ブタペスト音楽院で対位法と作曲を学ぶ(同級生にバルトーク、コダーイがいた)。ウィーンで活躍したが、ナチス台頭後アメリカへ亡命。 ブロードウエイやハリウッドでもその作品は人気を呼んだ。 オペレッタがアメリカでジャズの要素を吸収することにより「(古典)ミュージカル」が生まれていく時期と、彼の活動は見事にオーバーラップしていたからであろう。晩年はパリに渡り1953年に同地にて死去した。

 「サーカスの女王」は1926年に作曲されウィーンで初演された。物語の舞台はロシア。未亡人として相続した財産を持つ公爵夫人フェドーラは、財産を守るように、ロシア人男性と再婚を迫られている。彼女を巡り、サーカス団のスター「ミスターX」(元々富豪の跡継ぎの貴族)、セルギウス大公、ホテル“カール大公”主人カルラ、カルラの息子トーニ達によって繰り広げられる恋物語。フェドーラは身分の違う「ミスターX」を愛してしまうが、最後は彼が貴族出身であることが判り、めでたく結ばれる。

 この吹奏楽のためのセレクションは、名古屋市立東港中学校顧問・三浦聖司先生の発案、明誠学院高校・稲生健先生の協力により2010年に編曲したもの。

 原曲から「前奏曲」「サーカス・シーン」「ミュージカル・シーン」「デュエットと終曲」からの動機をかなり自由に使い構成されている。殆どのナンバーは原曲の一部分しか使われて居らず、この編曲形態=「セレクション」のシリーズの中でも最も自由な扱いがなされている。よって原曲との関連よりも、純粋に音のドラマとして演奏したい。

(鈴木英史)

演奏にあたって

■ 曲の冒頭について このアレンジは3種のオープニングを選ぶことが出来る。

1) 楽譜通りに演奏
2) [Opening A] 練習番号[A]からスタート
3) [Opening B] 巻末に掲載した別パターンからスタートし、練習番号[B]へ

CD「鈴木英史の世界 Vol.2」(BOCD-7323)に1)と3)が収録されています。

■ ピアノとチェレスタについ
 記譜された楽譜はそのままの音高で弾くこと(ピアノもチェレスタも)。チェレスタだからオクターブ下げる、ピアノだから上げる等は不要で、楽譜通りで演奏する。

■ 全体の音楽作りについて
 演奏者(指揮者)自身が納得する持続・構成を見つけることが重要。注意すべき点は、細かいセクションが連続しているため「つなぎ」をどうするか(例えばフェルマータで音楽が切れたように作るのではなく「フェルマータで音楽をどう繋げるか」)を考えること。また、テンポの緩急が音楽の緊張と持続を創ってくれる筈である。全体には深刻ではなく、楽しく歌の溢れた雰囲気の演奏にしたい。