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楽曲詳細情報
- 作曲
- ヘロニモ・ヒメネス (Jeronimo Gimenez)
- 編曲
- 田川伸一郎(Shin-ichirou Tagawa)
- 演奏時間
- 8分00秒 (約)
- グレード
- 4
- 調性
- 原調(C:-A:) / アレンジ(Des:-B:)
- 主なソロパート
- E♭Cl. (or B♭Cl.)
- Trp.最高音
- 1st / G 2nd / Es
- 最少演奏人数
- 27名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe (opt.)
- Bassoon (opt.)
- E♭Clarinet (opt.)
- B♭Clarinet 1(div.) , 2 & 3(div.)
- Bass Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (opt.)
- Percussion ※5 players~
- Timpani
- Bass Drum
- Crash Cymbal
- Triangle
- Tambourine
- Castanet
- Xylophone
- Marimba
楽曲解説
作曲者ヘロニモ・ヒメネス(1854~1923)は、スペインの後期ロマン派に属する作曲家、指揮者。セヴィリアに生まれ、父親から音楽教育を受けた後、ヴァイオリンを習い、12歳でセヴィリアのプリンシパル管弦楽団に入団、17歳でオペラ座の指揮者となる。その後、パリ音楽院に学び、1885年に帰国、マドリードのアポロ劇場の指揮者に就任。ついで、サルスエラ劇場の監督となる。彼の音楽は、スペインの民謡や民俗舞踊の影響を受けており、サルスエラと呼ばれるスペインのオペレッタ作品を中心に作曲を続けた。
サルスエラ『ルイス・アロンソの結婚』は、カディスに住む50代の有名な踊りの師匠ルイス・アロンソと若いマリア・ヘススとの結婚をめぐって繰り広げられる人間模様を軽妙に描いた作品で、「間奏曲」は、オーケストラピースとしてもよく取り上げられている。アンダルシアのフラメンコ調の音楽で始まり、アラゴンの有名なホタの華麗な調べに移っていく。カスタネットのリズムや熱狂的なコーダなど、スペインの香りいっぱいの名曲である。
この吹奏楽編曲は、北海道木古内町立木古内中学校吹奏楽部(顧問・欠直哉先生)からの委嘱によるものです。吹奏楽での演奏の魅力を引き出すために、弦楽器のTutiiを様々な管楽器のソロにするなど、多彩な響きを求めてアレンジしました。原調は、C調、A調になっていますが、吹奏楽での演奏をしやすいように、半音上げて、D♭調、B♭調にしました。また、小編成でも対応できるよう、金管は2管としており、オーボエ、ファゴット、E♭クラリネット、ストリングベースは無くても演奏できるように書いてあります。
木古内中学校の初演時の編成は、フルート(ピッコロを含む)4名、E♭クラリネット1名、B♭クラリネット5名、バスクラリネット1名、ソプラノサクソフォン1名、アルトサクソフォン2名、テナーサクソフォン1名、バリトンサクソフォン1名、トランペット3名、フリューゲルホルン1名、ホルン2名、トロンボーン2名、ユーフォニアム1名、チューバ2名、パーカッション5名の計32名でした。
同部は、この曲の演奏で、平成13年度「北海道吹奏楽コンクール中学校B部門」で金賞、同年度「日本管楽合奏コンテスト全国大会・中学校A部門」で最優秀賞を受賞しました。