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楽曲詳細情報
- 作曲
- ジョージ・ガーシュイン(George Gershwin)
- 編曲
- 建部知弘(Tomohiro Tatebe)
- 演奏時間
- 15分00秒 (約)
- 主なソロパート
- Picc./ Fl./ Ob./ B♭Cl./ Cor./ Hrn./ Trb.
- Trp.最高音
- 1:HighC/2:HighB♭/3:HighB♭/Cor1:HighB♭/Cor2:F
- グレード
- 4
- 編成
- 吹奏楽
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe 1
- Oboe 2 (doub. English horn)
- Bassoon 1 & 2
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 , 2 & 3 (all div.)
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Alto Saxophone 1 & 2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 , 2 & 3
- Cornet 1 & 2 (doub. Flugel Horn)
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 & 2
- Bass Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Harp
- Timpani
- Percussion
- (Drum Set)
- Crash Cymbals
- Snare Drum
- Bass Drum
- Toms
- Hi-hat Cymbal
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Bass Drum
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
- Tublar Bells
楽器編成
楽曲解説
このセレクションは当初、創価グロリア吹奏楽団の委嘱により金管5重奏と吹奏楽のための組曲として編曲され、2005年の2月、同団の第19回定期演奏会においてNHK交響楽団のメンバーによる5重奏との共演によって初演されました。 その後、バンドのみでも演奏出来るようにセレクションとして改編したものです。
このセレクションでは、歌劇の幕開けである[ Introduction - Catfish Row ] =「序奏~キャットフィシュ・ロウ(なまず長屋)」より始まり、劇中より[ Summertime ] =「サマー・タイム」,[A Woman Is Sometime thing] =「女は永続きしねぇもんだ」,[ I Got Plenty o' Nuttin ] =「くたびれもうけ」,[ Bess, You is My Woman Now ] =「ベス、お前は俺の女だ」,[ It Ain't Necessarily So ] =「いつもそうとは限らない」, [ Picnic Parade ] =「ピクニック・パレード」,[ Oh Lawd, I'm On My Way ] =「神様、出発だ!」を用いています。
ガーシュインのこの作品は本格的なオペラの形式を採りながらも、作曲者自身が「黒人以外が歌うことを禁ずる」と厳命したように、1920年代のアメリカ南部の黒人スラム街を舞台に黒人のみのキャストで上演するという当時としては画期的な内容でした。
劇中には黒人霊歌やジャズの要素をクラシックと巧みに融合したガーシュインらしい魅力にあふれ、現在のミュージカルの原点ともいえる作品です。
演奏に際しては全体のストーリーを把握して場面を理解することはもちろんですが、金管5重奏との版での部分をストリート・バンドの雰囲気として何ヶ所か残してありますのでその部分のバンドとの対比を工夫して演奏していただければと思います。
また、クラシカルな部分とジャズ的な部分のスタイルの違いも明確に出すことによってよりガーシュインの魅力が引き出せると思います。
(建部知弘)