「秋」はロシアの自然を描いた「四季」の終曲にあたり、華やかなバッカナールでフィナーレを飾る。
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楽曲詳細情報
- 作曲
- アレクサンドル・グラズノフ(Alexander Glazunov)
- 編曲
- 佐藤正人(Masato Sato)
- 演奏時間
- 10分00秒 (約)
1.Bacchanal [4:15]
2.Petit Adagio [3:30]
3.Finale [2:15] - グレード
- 4
- 調性
- 原調 1.F: 2.A: 3.F:
- 主なソロパート
- Fl. / Ob. / Eng.hrn. / B♭Cl. / A.Sax. / Trp.
- Trp.最高音
- 1st:Gis / 2nd:G / 3rd:D
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute 1 & 2
- Oboe 1
- Oboe 2 (doub. English horn)
- Bassoon 1 &2
- E♭Clarinet
- B♭Clarinet 1 , 2 & 3 (all div.)
- Bass Clarinet
- Soprano Saxophone
- Alto Saxophone 1 &2
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 &2
- Trumpet 3
- (doub. Flugel horn)
- Horn 1 , 2 , 3 & 4
- Trombone 1 , 2 & 3
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass (div.)
- Harp
- Celesta
- Timpani
- Percussion ※5 players~
- Snare Drum
- Bass Drum
- Crush Cymbals
- Suspended Cymbal
- Triangle
- Tambourine
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone (or Piano)
- Marimba
楽曲解説
1900年2月20日にペテルブルグで初演。バレエ音楽「四季」は1幕4場(冬春夏秋)で構成されている。ロシアの自然を音楽で表した表情豊かな作品で、親しみやすい。四季折々の情景を登場人物として擬人化し表現している。
全曲は導入部から第1場 冬(登場人物-霜・氷・霰・雪),第2場 春(バラの踊り・小鳥の踊り),第3場 夏(矢車菊とケシのワルツ・舟歌・変奏曲・コーダ)と続き、第4場 秋は終曲にあたる。チャイコフスキーを彷彿させる抒情的な美しさと終曲らしい色彩感あふれる華やかさを兼ね備えている。曲は4分の2拍子の軽快なバッカナーレから開始され、冬(霰),春(微風),夏(矢車菊とケシ)が次々に登場し四季を彩る。続いて小さなアダージョと題される非常に美しい間奏曲が演奏される。全曲中最も感動的な部分。曲は8分の6拍子の軽快な舞曲となってバッカナーレが再現される。バッカスの礼賛・アポテオーズとなって華やかなフィナーレを迎える。
本作品は1980(昭和55)年度、秋田市立山王中学校吹奏楽部の全日本吹奏楽コンクール自由曲として、当時学生だった私に顧問の羽川 誠先生から編曲の依頼を受けたのが最初で、今回30年ぶりに全曲(原調)を再アレンジした。
(佐藤正人)