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楽曲詳細情報
- 作曲
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)
- オーケストラ編曲
- オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi)
- 吹奏楽編曲
- 仲田 守(Mamoru Nakata)
- 演奏時間
- 9分00秒(約)
- グレード
- 4.5
- 調性
- 原調 (D:)
- Trp.最高音
- 1st / A 2nd / G 3rd / D
- 主なソロパート
- 特になし
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- 1st & 2nd Flutes
- 3rd Flute
- 1st & 2nd Oboes
- English Horn
- 1st & 2nd Bassoons
- Contrabassoon
- Clarinet in E♭
- 1st Clarinet in B♭ (div.)
- 2nd Clarinet in B♭ (div.)
- 3rd Clarinet in B♭ (div.)
- Alto Clarinet
- Bass Clarinet
- Contrabass Clarinet
- Soprano Saxophone
- 1st & 2nd Alto Saxophones
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- 1st Trumpet
- 2nd Trumpet
- 3rd Trumpet
- 1st & 2nd Horns in F
- 3rd & 4th Horns in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- 3rd Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba
- String Bass (div.)
- Piano (Prima & Seconda)
- Timpani
- 1st Percussion
- Snare Drum
- Triangle
- 2nd Percussion
- Suspended Cymbal
- Bass Drum
- 3rd Percussion
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Glockenspiel
- 4th Percussion
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Chimes
- 5th Percussion
- Marimba
楽曲解説
原曲はヘンデルと共に、バロック音楽の最も重要な作曲家のひとり、ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685~1750)のオルガンのための作品です。 のちに、数多くの名作を生むことになるライプツィヒ、聖トーマス教会のカントル(キリスト教音楽指導者)に就く10数年前の1710年頃、ワイマールの宮廷オルガニスト時代の作品と言われています。
このオルガン曲をローマ3部作で広く知られる、イタリアの作曲家、オットリーノ・レスピーギ(1879~1936)がオーケストラ用に編曲しました。レスピーギは、この作品以外にも有名なハ短調のパッサカリアを含め、数曲のオルガン曲をオーケストラ作品に編曲しています。
そのスコアを元に、吹奏楽用に移調したのがこの作品で、2017年第40回光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部、定期演奏会で初演されました。レスピーギの編曲自体、原曲に比べ、他のオーケストラ作品同様に、色彩感溢れるものになっています。この移調では、レスピーギが用いたティンパニーの他、吹奏楽作品としてより華やかな音色、幅広いデュナーミクを意識し、トライアングル、スネアドラム、バスドラム、シンバル、チャイムを含む鍵盤打楽器を加えました。従って、原曲のオルガンの響きとは、さらにかけ離れてしまったかもしれません。 また、移調にあたっては、藤田玄播先生の名編曲、トッカータとフーガ ニ短調(J.S.バッハ)のオーケストレーションを参考にさせて頂きました。
演奏にあたっては、テンポ設定、デュナーミク、音色等、原曲のオルガン、編曲されたオーケストラの演奏を参考にする事は大切ですが、管楽アンサンブルの持つ運動機能、表現能力を活かした独自の演奏スタイルを創るのも面白いかと思います。トランペット、ユーフォニアム等に、かなり高い技術を要求される場面もあります。補足のために入れた小音符は多いに活用してください。
(仲田 守)