作曲：アルテュール・オネゲル(Arthur Honegger)
編成：トランペット (in C) ＆ピアノ

Trumpet, Cornet or Flugelhorn

このトランペットとピアノのための作品《Intrada》は、そのタイトルからしてプログラム的な作品であることがわかります。
作品は、1947年4月にスイス・ジュネーヴ国際音楽コンクールのために作曲されました。
タイトルの「Intrada（イントラーダ）」とは、16～17世紀に金管楽器のために書かれた前奏曲（序曲）様式の音楽に由来しており、本作もその伝統を現代的に再解釈したものです。
さらに注目すべきは、オネゲルが全編にわたり五音音階（ペンタトニック）を用いている点で、これが作品に明確なスタイルの統一感を与えています。
この版は、アンドレ・フェイディ（Andre Feydy）によるフランス語と英語の解説と演奏解説が付いた新しい版となっています。