作曲：オットー・M・シュワルツ(Otto M. Schwarz)
演奏時間：10:10（約）
グレード：4
編成：吹奏楽

Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe
Bassoon
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Eb Alto Clarinet
Bb Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
F Horn 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Euphonium
Tuba
Strig Bass

Timpani
[Mallet Percussion 1]
[Mallet Percussion 2]
[Percussion 1]
[Percussion 2]
[Percussion 3]
[Percussion 4]

《From Ashes to Glory》は、希望と再生をテーマにした吹奏楽作品です。
この曲は、オーストリアの小さな村、ザンクト・ヤーコプ・アム・アールベルクの歴史的な出来事にインスピレーションを受けています。
物語は、美しいアルプスの風景から始まります。牛が草を食み、春の陽射しが大地を照らす平和な村の様子が描かれます。しかし、その色鮮やかな情景は突然モノクロに変わり、1943年4月20日へとタイムスリップします。第二次世界大戦中、ヒトラーの誕生日にその村で大火災が発生しました。火はあっという間に広がり、村の中心である教会まで焼き尽くしてしまいます。
村は大きな傷を負い、人々は絶望の中に立ち尽くします。しかし、その苦しみの中から住民たちは立ち上がり、協力して再建に取り組みます。やがて、村に再び色が戻り、命がよみがえっていきます。
この曲は、戦争や災害による喪失と、そこから立ち直る人々の強さと希望を音楽で表現しています。まるで不死鳥が灰の中から蘇るように、過去の苦しみから新たな未来が生まれる--そんなメッセージが込められています。