5つのクラリネットのための5つの舞曲（第2版・セット）／アルフレッド・リード(マーク・ロジャース 、村上泰裕)【吹奏楽輸入楽譜】

作曲：アルフレッド・リード(Alfred Reed)
編曲：マーク・ロジャース 、村上泰裕(Mark Rogers, Yasuhiro Murakami)
演奏時間：12:00（約）
グレード：4
編成：吹奏楽
楽曲構成：全5曲
1. ホーダウン（Ebクラリネット）
2. サラバンド（Ebアルト・クラリネット または F管バセット・ホルン）
3. グアラーチャ（バス・クラリネット）
4. アフロ（Ebコントラ・アルト または Bbコントラバス・クラリネット）
5. ホラ（Bbクラリネット）

Solo Eb Clarinet (1st mov.)
Solo Eb Alto Clarinet (2nd mov.)
Solo Bb Bass Clarinet (3rd mov.)
Solo Eb Contra-Alto Clarinet or
Bb Contrabass Clarinet (4th mov.)
Solo Bb Clarinet (5th mov.)

Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe 1
Oboe 2
Bassoon 1
Bassoon 2
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bb Clarinet 3
Eb Alto Clarinet
Bb Bass Clarinet
Bb Contrabass Clarinet
Eb Alto Saxophone 1
Eb Alto Saxophone 2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
F Horn 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Euphonium
Tubas
String Bass

Timpani
Snare Drum
Cymbals
Bass Drum
Percussion

アルフレッド・リードが1956年に作曲した《クラリネット五重奏のための5つの舞曲（Five Dances for Five Clarinets）》は、楽器メーカー「ルブラン社（LeBlanc）」の依頼によって制作された作品です。
この曲の目的は、クラリネット属の各楽器が持つ音色や演奏の可能性を紹介することでした。
全5楽章は、世界各地の音楽スタイルをもとに構成されており、それぞれ異なる種類のクラリネットが使われています：
1. ホーダウン（Ebクラリネット）:　アメリカのカントリーダンス風の快活な音楽です。
2. サラバンド（Ebアルト・クラリネット または F管バセット・ホルン）:　ゆったりとした3拍子の舞曲で、重厚で落ち着いた響きが特徴です。
3. グアラーチャ（バス・クラリネット）:　キューバ発祥の陽気なダンス音楽で、リズミカルな要素が際立ちます。
4. アフロ（Ebコントラ・アルト または Bbコントラバス・クラリネット）:　アフリカ音楽のリズム感をベースにした低音域の迫力ある楽章です。
5. ホラ（Bbクラリネット）:　東欧（特にルーマニアやイスラエル）のフォークダンスに由来するテンポの良い舞曲です。
当初、この作品の楽譜はレンタルのみで提供されており、リード自身も正式な出版作品リストには含めていませんでした。
しかし、リード作品の注釈付きリストを作成した村上泰裕氏が、リードの手稿をもとにこの楽譜を編集・制作しました。
演奏形式には柔軟性があり、1人の奏者が5種類すべてのクラリネットを持ち替えて演奏することも、5人の奏者で1曲ずつ分担することも可能です。
また、いくつかの楽章のみを選んで演奏することもできます。各楽章にはピアノ伴奏譜があり、現在も出版されています。